吉井本家の火打金にピッタリ!江戸時代の火打袋を超低予算で自作してみた
はいどうも!
外を歩けば雑草や火口になる多年草を見つける癖が抜けないkamisiroです!
さて、火打石着火が大好きな人であれば必ず「火打石と火口を入れるケース」を持っていると思います。
ティンダーポーチなんて言って革で作られたおしゃれな物を持っている人も見ますね
まぁ、残念ながら俺は
何故か道端に落ちていたGENTOSの純正ヘッドライト入れ(巾着)を使っているんですけどね
(レベルが乞食級で本当にスマンな・・・)
一応他にも
お土産に買った真岡木綿の小銭入れなんかも火打袋にしています。
しかし火打石の本家、吉井本家の火打金を扱う野宿の匠さんの製品でこんなものがありました
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この「股旅キット」や原型になった「あかりの資料館」に展示されている日本古来の火打袋 を見ているうちにですね・・・
「昔の人が持ち歩いてた火打袋っぽいのを自作して自分だけの火打セットを作りてぇ~~!」
と思い始めたんですよ・・・ってことで自作開始!!
超コスパの火打袋作成を開始
ってことで早速「火打袋」の本体に使う生地をサクっと入手!!
これは所謂「店内の商品がほぼ同じ価格で統一されている」あのお店で買ったわけですよ!!
(つまりダ◯ソーです)
おあつらえむきにキャンプっぽい柄まで付いてやがる!!こりゃー完璧やがなw
(ちなみに残り3個の在庫も買い占めた。他にもティンダーウッド入れにしてるwww)
しかもこの巾着、予想以上に厚手のデニムだった・・・これなら強度も十分であるじゃねーか
っつーことでこれを生地にして形作っていく。
大雑把にサクっと裁断。
適当に折ったりして形の雰囲気を掴んだので型紙とか一切起こさずに作業開始w
いーんだよこんなもん!イメージでなんとかできらぁっ!!
これを折り込んで一度イメージした形にしてみる
こんな感じかな?
左のでっぱってる部分はこれから折り込んで隠れるので気にしないでね
そして火打袋の蓋になる部分に既成のロゴが来るように配置!!どーせだから利用していくスタイル。
サクサクと縫っていきます
・・・と言いたいところですが分厚いデニム生地四重になっているので一箇所一箇所針を通していかないと無理です
一箇所ずつでも厚い場所によっては指ぬきをしないと針を押す指が痛いくらいですw
ちなみに俺は小学生の時に買ったソーイングセットをそのまま使い続けてます
「そんなガキっぽい道具持ち続けてんの?ダッセー」
とか言われそうですが、どーせ皆さんも小中学生の時のくだらない思い出の品とか取って置いてるんでしょ?
ソーイングセットのほうが普通に実用品なんでずっとマシですよね?
使わない思い出のグッズとかはメルカリでどんどん処分しましょう。
(ちなみに俺は元バスケ部じゃありません、多分スラムダンクが流行ってたからでしょう)
くだらん話をしてるうちにいつの間にか縫製が7割くらい終わりました
このように書いているとまるで俺が裁縫とかできちゃう系男子に映るかもしれませんが
まったくそんなことはありません
大人になるとDIYを含め、工作をする人としない人に別れると思います
つまり『面倒くさいし金で解決できる事を自分でやることに楽しみを感じる人かどうか』ってことです
ちなみに俺は自分で作れるレベルで面倒くさくないと感じるものにはあまり金を出しません。
このような話をすると「けちくせー」とよく言われますが、それは違うと思いませんかねぇ
さて、一言話せばまったく違う話を始める発達障害気味のおじさんの作業も佳境に入りました
『袋』部分の縫製はほぼ終わったので袋を閉じるのと火打金を取り付ける部分の紐を縫い付けていきます。
スナップでもマジックテープでもファスナーでも無く巾着とも違う綴じ方の袋なのでこの紐は超重要。
そんでこの火打袋、ただの特殊用具入れと思われるかもしれませんが実は小物入れの原点に近いんですよ
なにしろ江戸時代にこの火打袋が小銭入れなどに便利だったという理由から巾着などが流行りだしたと言われているくらいですからね。
内側の収納があまりにも不便なので内ポケットを付けていきます
さすがに火打袋なのでチャークロスや付け木のような物を入れる場所も欲しいですから。
仕上げに裁断部分にほつれ止めを塗布していきます。
このデニム生地は思ったよりも裁断面のほつれが激しいのでこれは必須かと思います。
現代版火打袋、完成!
じゃん!!!
これがkamisiro式・現代版火打袋!!
(MIXXさんの股旅キットの紐の結び方と火打金の固定がどうなってるかよくわからなくて雰囲気で真似たからすこしダサいけど気にすんな)
ちなみに中身も俺流です
紐には売り物と同じで野宿の匠 MIXXさんで購入した「吉井本家火打金丹尺型2.5号」を取り付けています。
火打石はもちろん瑪瑙、これは自分で採取した天然石である。
⇒瑪瑙(めのう)の聖地、久慈川周辺で拾った石で火打石を作る!
そんで気になる火口は以下の通り
1.チャークロス(定番の炭化火口)
2.松脂の薄板(付け木の代用品)
3.チガヤ(季節の天然火口)
これらをセットに入れた。
こだわりとしては古来の火口に似せてなるべく天然で入手できるものだけを入れていることだ。
江戸時代の付け木は硫黄を添加しているので俺には再現できない、なので普段からホムセンの赤松材コーナーを物色して補給しているファットウッドを使う(←いきなり天然じゃなくて草)
蒲の穂の火口は似たものは作れなくもないが、やはり本家は硫黄を添加しているのでここは無難にチャークロス。
そしてチガヤだがこれはこの火打袋作成が5月だったのもあり、4月~5月にそこら中で入手できる最強多年草であり超優秀火口のチガヤを入れたわけだ。
チガヤはこの季節(春)になるとそこら中に群生してるのでいくらでも手に入るぞ。
チガヤ草原=火口の宝庫ですぞ!
と、まぁいい加減な作り方のわりに満足できる火打袋が完成しました!!
でもやっぱりデニムを使ったので「日本古来の道具っぽさ」が若干無くなった感はありますなぁ~
今回作ってみた結論としては・・・
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火打石も火打金も持ってないって人はこの「股旅キット」を買うのを俺はおすすめします!!w
火打石も火打金も火口も付け木も付いてるし、袋はコーデュラナイロンと絹織物をあわせた上等な品ですから俺の自作品とは質が雲泥の差ですよ!w
「自分で作りてぇんだ!!」って人だけ参考にして真似てみてねw
この記事を書いた人
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ヒトはどこから来てどこへ行くのか・・・ワタシは常にこの地球と人類の真実を見極めています。そう、人間とは一体何の為に存在するのかッッ!?ヒトと宇宙は・・・一つ・・・この時空において距離など意味をなさないッッ!!『こ、コレは!あっ・・アァアー!』ブワヮアアアッッシュワアワワワ~~~ン!(←ホワイトフェードアウトした音
常に脳内●薬の分泌が過剰状態のkamisiroと申す
・好きな漫画
ホーリーランド、寄生獣、ヴィンランド・サガ、銃夢、魔法先生ネギま!、ワールドトリガー、喧嘩稼業、ドクターストーン
・好きなアニメ
無限のリヴァイアス、スクライド
【学歴】学歴等不要ッッ!尺八の練習でもry
【仕事】誰得情報だよww
最近30過ぎてコーヒー飲み出しました、スーパーで買った豆を轢いてドリップしてるだけなのに「サードウェーブコーヒーwww」とか意識高い系の雰囲気出してるのが流行り。
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