【2021年更新版】まだまだあるぞ！首都圏のJRで改札内に喫煙所がある駅まとめ

東京五輪の開催を控えた日本では、どんどん禁煙に向けた取り組みが加速しています。

それは鉄道にも及んでおり、特に首都圏ではJR東日本、私鉄各線で車内とホームでは全面禁煙化が進んでいます。

西日本や北海道・東北ではまだまだホーム上に灰皿が設置されていることも多いんですが、上の図を見ると首都圏近郊はかなり禁煙化が進んでいることがわかります。

とはいえ、改札を抜けて駅前の喫煙スペースや駅近のコンビニには灰皿が設置されていることも多いですね。

まとめると、首都圏では駅の中でタバコを吸うことが非常に難しい状態だということです！

 

じゃあ一度改札を通ったら目的地に着くまでタバコは我慢しなくちゃならないのか・・・

 

・・・と思いきや、実際のところそうでもないことがわかりました。

探してみると意外と改札内でも喫煙が可能なスポットがあるようなので、今回ご紹介します。

 

※2021/05/03追記　BECK’S COFFEE SHOPの喫煙情報を更新しました。

東京都

東京・・・新幹線ホーム（無料、2021年4月現在、利用可を確認）

秋葉原・・・中央改札と電気街口改札の間にあるフードコート内（無料だが狭い、2021年4月現在で利用可能を確認、新型コロナの影響につき同時に2人までの入室制限あり）

池袋・・・BECK’S COFFEE SHOP（メトロポリタン改札内：9席/加熱式のみ可）、ロッテリアJR池袋駅北口店（20席/加熱式のみ可）

上野・・・BECK’S COFFEE SHOP（11・12番線：17席/13番線：6席）⇒禁煙化されました、常磐線特急ホーム（要特急券）

赤羽・・・BECK’S COFFEE SHOP（25席/喫煙専用室あり）

大井町・・・BECK’S COFFEE SHOP（22席/加熱式のみ可）

大崎・・・BECK’S COFFEE SHOP（南改札口ディラ大崎内：35席/加熱式のみ可）

錦糸町・・・BECK’S COFFEE SHOP（3・4番線：7席）⇒禁煙化されました

品川・・・エキナカ（PAULというベーカリーショップのテラス席→2021年時点で喫煙不可とのこと。情報ありがとうございます！）、新幹線コンコースに複数、BECK’S COFFEE SHOP（23席/喫煙専用室あり）

新木場・・・BECK’S COFFEE SHOP（12席）⇒禁煙化されました

新宿・・・BECK’S COFFEE SHOP（中央東口改札：6席/喫煙専用室あり）、特急あずさ・かいじ号用ホーム上（5・6番線ホーム）

田端・・・BECK’S COFFEE SHOP（22席/喫煙専用室あり）

中野・・・BECK’S COFFEE SHOP（22席/加熱式のみ可）

府中本町・・・BECK’S COFFEE SHOP（28席/加熱式のみ可）

町田・・・BECK’S COFFEE SHOP（31席）2019/06/20更新・・・町田店は全席禁煙となりました。

信濃町・・・BECK’S COFFEE SHOP（20席/喫煙専用室あり）2019/06/20追加

 

さすが都内というラインナップ。他にもエキナカや飲食店で喫煙可能なところがあるかもしれませんが、とりあえず上記の場所はOK。

秋葉原のフードコートは出入り自由なので喫煙所も無料で立ち入りできますが、休憩がてら中のショップでコーヒーでも頼みながら過ごすのがベターでしょう。もっとも喫煙所は非常に狭く、4～5人で満員になってしまいますのでご注意を。

新宿駅の場合はあずさ・かいじの発着する5-6番線ホーム上にある喫煙室を利用できます。ただしここも狭い上に常に利用者でごった返していますのであまりオススメはしませんが……、どうしても駅構内で無料で喫煙したい場合は立ち寄るといいでしょう。

ちなみに上野の特急ホームは途中で検札があるので特急券がないと入れません。

神奈川県

横浜・・・BECK’S COFFEE SHOP（北改札：32席/喫煙専用室あり　中央南改札：28席/喫煙専用室あり）

新横浜・・・新幹線駅構内に2か所の喫煙室あり（無料）

平塚・・・BECK’S COFFEE SHOP（25席/加熱式のみ可）

武蔵小杉・・・BECK’S COFFEE SHOP（16席）2019/06/20更新・・・武蔵小杉店は全席禁煙となりました。

小田原・・・新幹線改札内に喫煙室あり（無料）

大船・・・ラヴァンデリ 大船店 （Lavanderie）2020/01/02更新・・・情報提供ありがとうございます！

横浜駅は広いだけあって3カ所のカフェがあります。

無料で使えるような喫煙室は確認できませんでしたが、武蔵小杉や平塚などの乗り換え駅や始発駅でゆっくりしたいという場合はコーヒーショップ内で一服できそうですね。

ついに武蔵小杉のBECK’S COFFEE SHOPも全席禁煙化となり、在来線で生き残っているのが横浜と平塚のみになりました。

このうち大回り乗車で利用できるのは横浜のみです。寂しくなりますね。

埼玉県

浦和・・・BECK’S COFFEE SHOP（12席/加熱式のみ可）

大宮・・・BECK’S COFFEE SHOP（34席）⇒禁煙化されました、新幹線改札内喫煙室

川越・・・BECK’S COFFEE SHOP（13席）⇒禁煙化されました

さいたま新都心・・・BECK’S COFFEE SHOP（39席/喫煙専用室あり）

武蔵浦和・・・BECK’S COFFEE SHOP（Beans Kitchen内：19席/加熱式のみ可）

熊谷・・・新幹線ホーム

本庄早稲田・・・新幹線ホーム

埼玉県は意外と禁煙が徹底されています。八高線の無人駅ならイケるのかな？と思いきや改札内に設置されているところはありませんでした。

（もっとも無人駅なのでやろうと思えば改札の外でいくらでも吸えますけどね・・・マナーは守りましょう！）

在来線の乗換駅を中心にコーヒーショップ内での喫煙が可能です。武蔵浦和はエキナカ施設内にあります。

栃木県

宇都宮・・・新幹線ホーム

那須塩原・・・新幹線ホーム

小山・・・BECK’S COFFEE SHOP（27席/加熱式のみ可）⇒2021年現在、加熱式電子タバコのみ可とのこと。情報ありがとうございます！、新幹線ホーム

東北本線（宇都宮線）、両毛線、水戸線の乗換駅となる小山駅ではエキナカにカフェショップがあります。時間帯によっては乗り換えに待ち時間が発生しますので時間をつぶすのには最適でしょう。席にはコンセントがあるのでスマホを充電したりパソコンを使うことも可能です。

群馬県

高崎・・・BECK’S COFFEE SHOP（新幹線改札内：20席/加熱式のみ可）、新幹線ホーム

群馬県内の在来線で改札内での喫煙が可能な場所は無いようです。

新幹線の安中榛名駅、上毛高原駅はいずれも喫煙所は改札外です。

ちなみに上越線で水上駅より北に行くとホーム上に喫煙スペースが確保されている駅もあります。（越後湯沢駅など）

茨城県

土浦・・・ホーム上野よりに喫煙室あり（無料）⇒新型コロナの影響で封鎖中

水戸・・・BECK’S COFFEE SHOP（17席/加熱式のみ可）特急ホーム

勝田・・・特急ホーム

日立・・・特急ホーム

土浦駅はホームに換気扇付きの喫煙スペースがある首都圏のJRではとても珍しい駅です。

2019/09/01修正

コメントにて情報いただきましたが、水郡線（水戸から郡山へ向かう路線）にはホーム上に喫煙所が存在するとのことです。

情報提供ありがとうございます。

千葉県

なんと、千葉県には未だに駅ホームに喫煙スペースがある区間が多く残されています。具体的には房総地区と県北東部の各駅に灰皿が設置されています。

2020/11/1をもって千葉県内の駅ホームはすべて禁煙化されました。

詳細情報は↓

https://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre2010_kinen.pdf

【ホームに灰皿が設置されている路線】

成田線：久住～松岸間

総武本線：南酒々井～銚子間

東金線：成東～福俵間

外房線：八積～安房天津間

内房線：青堀～太海間

ただし、ターミナルとなる銚子駅と安房鴨川駅は探しても構内に喫煙所がなかったので、たぶんありません。

2019/08/16修正

コメントにて銚子駅には喫煙所があるという報告をいただきましたので修正させていただきます。情報提供ありがとうございます！

安房鴨川駅に関してはやはり改札内に喫煙スペースはなく、改札外（交番の前あたり）にのみ喫煙所を確認できました。

これに加えて首都圏に近い

船橋・・・BECK’S COFFEE SHOP（13席/加熱式のみ可）

蘇我・・・BECK’S COFFEE SHOP（19席/加熱式のみ可）

都賀・・・BECK’S COFFEE SHOP（16席）⇒閉店しました

南船橋・・・BECK’S COFFEE SHOP（17席）⇒2020/12/28をもって閉店しました

にも喫煙スペースを備えたカフェがあります。

 

関東以外ではまだまだ普通にみられる「ホーム上の喫煙所」ですが、さすがは昭和旅情を今に残す千葉の鉄道網。

関東地区で堂々と灰皿がホーム上に残っているのは千葉県だけです。

終点に近づくと車掌さんが「車内マナーへのご協力ありがとうございます」という独特の放送をします。

これが千葉の民度を物語っているとも言えますね……。

残念ながら東京近郊にとっての最後のサンクチュアリだった千葉県内も、新型コロナの影響によって禁煙化が一気に進みました。

これも時代の流れなのでしょうけれど、少し寂しい気もしますね。

活用法

こうしたスポットの活用方法は「タバコを吸うためにいちいち改札の外にでなくても良い」というところにあります。

改札の外に出てしまうと再入場しなければならず、余分なお金がかかりますからね。（禁煙区間が設定されている大都市近郊区間内は途中下車が認められていないので、一度改札から出たら必ずもう一度きっぷを購入する必要があります。ただし乗り降り自由なフリーきっぷ等を所持している場合は除きます。詳しくはコチラを参照してください。）

もちろん定期券区間内である場合は乗り降り自由ですが、改札を出たり入ったりするのも時間がかかりますからね。

特に乗り換えで長い待ち時間が発生する場合、こうしたスポットは非常に心強いものになります。

あとは「大回り乗車」を楽しんでいる最中にも役立ちますかね。

（大回り乗車：近郊区間内であれば実際の経路に関係なく最短の運賃で計算するという特例を利用して、一筆書きで遠回りをしながらいろいろな路線を楽しむ乗車の方法です）

注意点

今回紹介した喫煙スポットの大半はJR東日本フードビジネスが展開する「BECK’S COFFEE SHOP」というお店になります。

一般的な喫茶店ですのでコーヒーなどを注文しないと喫煙スペースは利用できませんのでご注意ください。

またそれぞれ店舗には営業時間がありますので、当然ながら始発、終電間際は使えません。

それではマナーを守ってよい喫煙ライフを。

参考リンク

禁煙・喫煙について：JR東日本

店舗｜ベックスコーヒーショップ