1期からファンのオッサンが『 魔法少女リリカルなのはReflection 』を見た感想。そして解説も。
目次
劇場版 魔法少女リリカルなのはReflectiona 始まりますっ・・・!
じゃなくて始まって大分経ってたのでやっと見てきました!(忙しくていけなかったんよ・・)
※当記事には劇場版 魔法少女リリカルなのはReflectiona及び魔法少女リリカルなのはA’s PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY、魔法戦記リリカルなのはForce等の設定やネタバレを多分に含みます。
1期のなのはからリリカルなのはシリーズを追うファンとしては待望の映画3作目がついに先月公開(2017年7月)しました!
今回映画公開に当たって新規設定、キャラ、武装が出てきましたね。記事後半ではその辺の情報もかなり詳しく書きますので「映画は見たけどパンフ買わなかった」「ゲーム版とForceは知らないからついていけない!」というような人はこの記事でおさらいしてくださいね!
映画三作目の題材はGEARS OF DESTINYが来ると思ってた!
劇場版の前作「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s」が公開してから実に4年ということもあり
「もしかしてなのはの映画はもう来ないのか・・・」
なんて思っていました、でも現行で続いているVividや最近アニメ化した『ViVid Strike!』もあるしまだ終わってない!なのはがオワコンなわけないんや!!と思っていました。
そして同時に『劇場3作目を作るなら題材は何か?』と思っていました。
正直StrikerSの映画化は無い。それだけはわかっていました。いや、StrikerS嫌いなわけじゃないですよ?VividだってStrikerSが無いと生まれないですから。
問題は『劇場2時間の尺に収まらない』ことです。だから僕は気づいたんです。
GEARS OF DESTINYを映画化するのが最善じゃね?・・と。
その理由は3つ
1.シナリオが良く、コンパクト
2.なのはA’sから続編として書きやすい年代である
3.マテリアルズ等ゲーム用の新キャラの人気も高い
で、蓋を開ければ
劇場のビジュアルがまんまGEARS OF DESTINYだったw
ここまでは僕の予想通り、しかしこのビジュアルを見て一つ予想を上回るものが!!
「なのはがフォートレス装備しとるwww」
この時点で僕のワクワクが止まらねぇ的なゲージは急上昇。
ってことで僕の期待値はグーンと上がってなのは熱再来・・・しかし・・・
『制作スタッフの変更』という不安材料が判明
実は、劇場ビジュアルを見て上がった期待値が一度しぼんだんです
それが制作スタッフの大幅な変更。特に気になってしまうのはTV版1期からキャラデザや作画監督としてなのはシリーズに関わり続けていた「奥田泰弘」さん、2期~劇場版監督の「草川啓造」共に名前がなく違う方に変わっている・・・ビジュルは結構いい出来だったから気づかなかったけどそういえばPV見ると違う・・・
な、なんだろう・・・なんかコレジャナイ感が・・・やはり奥田さんの穴はデカイのか・・!?
やはり4年という間は長すぎたのか・・・もう今までのなのはじゃないのか・・・なんて思ってしまいすこししょんぼりしながら公開までを過ごすこととなりました。
劇場で見たら完全になのはでした!
で、散々なのはファンを語りながら公開してから3週間も行かなかったんですが・・・w(ファン失格だな
先日見てきました。そして見終わった時点での僕の感想は
「あれ・・・予想よりずっとイイよコレ・・・これだよ君ぃ・・なのはってのはこうだよ!期待通り新武装もイイじゃん・・・マテリアルズいいじゃん・・・」
ちなみにあれだけ心配していた作画ですが
全体を通してみると別に悪くなかったです。予告の時点でどうしても感じてしまったあのコレジャナイ感は単に劇場版1~2の作画が神の領域を侵していただけのことです。そもそもリリカルなのはTVシリーズに至っては全体を通してあんまり作画安定してなかったですし(それは言っちゃアカン)
※画像はとらいあんぐるハートより(大人にならんとやっちゃアカンやつやで)
↑都築真紀先生の元々の画風がこんな感じなのでむしろ今のほうが合ってるんじゃないんですかね!?
と、まあこれじゃ流石に言い訳みたいですが実際見るとわかりますがよく動きますし見てるうちにまったく気にならないレベルでしたよ。
つまり『 魔法少女リリカルなのはReflectiona 』の作画は悪くなかった!作画劣化なんてしてない!心配して損した!
今回の映画の元ネタ「GEARS OF DESTINY」とは・・・?
今回の劇場版は見たけどGODは知らないって人も中にはいると思いますので解説していきます。
実は2011年に発売したPSPのゲームなんです。正式名称は・・・
『魔法少女リリカルなのはA’s PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』です
(タイトル長いので以下GOD)
このゲームには実は「魔法少女リリカルなのはA’s PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-」という前作があり本作は2作目です。ストーリーは一応つながっていますが2作目からやっても問題ない程度です。
そして2作目からゲームバランスが大分調整されたようで「バンナムのゲームといえばキャラゲー」と言われるバンナムゲーですがこの作品「完成度の高いキャラゲー」「単なるキャラゲーではない」と評されておりゲームバランスもしっかりしているし対戦も単調にならず、それでいてリリカルなのはの世界観を素晴らしく再現しているんですよ。実際プレイした僕の感想も「なのはのキャラゲーでこんな面白い対戦ゲームを作った制作チームには感謝しか無い」と当時思ったものです。
強いて突っ込む所があるとするなら「なのは強く設定しすぎw」なんですがそこは原作の設定だから文句の付けようが・・・うん。あとCPUが全体的に強めで特にラスボスのUDが強すぎて何回コンティニューしたかわからないですね(笑)
※こちらのプレイ動画には劇場版の中核となるネタバレを含む可能性があります
↑こちらはゲームプレイ動画です。ゲームとしてはストーリーパートと格闘対戦ゲームパートで構成されています。音声は勿論フルボイスですし必殺技の時のセリフもストーリーの場面やキャラによって専用のセリフや掛け合いになったりしてめっちゃ熱いんですよね。それにしてもストーリーモードのUDはやっぱり強すぎる・・・。
格闘アクションゲームとしても珍しいタイプだと思います、相手との距離によってクロスレンジとロングレンジで戦い方が全く変わるレンジシフトバトルというシステムを採用した対戦ゲームとなっていてイマイチ似ているゲームを思い出せませんが・・・強いて言うならSFCの超武道伝の3D版?でしょうか・・w
『 魔法少女リリカルなのはReflectiona 』のストーリーは基本このGODを元に作られています。勿論新キャラのイリスやゲームでは使われていない新武装等の変更点も沢山あるのでゲーム版はやったけど劇場版は見てないという人は絶対に劇場版も見てください!
↑何故かリーゼロッテ&リーゼアリアが居る・・・TV版みたいw
ちなみにGODにはリーゼアリア、リーゼロッテ、初代リインフォースが居たりヴィヴィオやらトーマが登場したりとなのはキャラ大集合ですが闇の書の欠片が過去の記憶から人物が復活~だとか時間跳躍やら映画版じゃなくてTV版の世界線?だったり色々混ざってますw(詳しく知りたい人はゲームプレイを推奨!)
ゲームで初登場の人気キャラ「マテリアル」とは
元々はGODの前作で2Pカラー的な敵キャラの水増しで登場したのがこの子達(金髪のUDはマテリアルでは無い)
元々このような姿はしていなかったが闇の書の中に眠っていたシステムU-Dをサポートする存在である彼女たちは現在の闇の書に蓄積された「なのは、フェイト、はやて」の情報からこの姿で復活させられた。その為戦闘時も3人と似た攻撃方法をとる。ちなみに金髪の「UD」を除いて左から「レヴィ」「ディアーチェ」「シュテル」。誰の元が誰だって?そっくりだから見ればわかるでしょw
まぁ人格は全く違うのだが(特にレヴィw)
それからGODが発売するまでの間彼女たちは「マテリアル娘。」として同人等で熱心に語られたことで魔力を得て・・・w原作者都築真紀さんがそれらで構築されたイメージからキャラクターを再設定・・・より濃いキャラとしてGODで復活を果たしました。
↑彼女たちはその後もコミカライズ、ソーシャルゲームのリリカルなのはINNOCENT等にも登場して人気キャラとなりました。(限定版カバーでわかりずらくてスマン)
紫天の書と砕け得ぬ闇(システムU-D)について
闇の書(夜天の魔導書)の奥に封印されていた永遠結晶エグザミア(劇場版では単純に永遠結晶とだけ呼ばれています)と運用システムのことを総称して「システム アンブレイカブルダーク」(通称:システムU-D)と呼びます。
何故彼女が封印されたかというと永遠結晶エグザミアの異常すぎる力によってU-Dの人格が破壊衝動に覆われてしまうからで・・・彼女が暴走状態になった際の強さをクロノ君に言わせると「闇の書の闇(自動防衛プログラム・ナハトヴァール)並の力を誇り人間サイズで動き回る」・・・といえばおわかりいただけるだろうか?
その起動すれば即暴走とかいう大量破壊兵器なシステムU-Dを制御する為に生まれたのが紫天の書。形状は闇の書と酷似していてマテリアルの王ことディアーチェにだけ扱う事ができる。
Reflectionaでは終盤で彼女が登場して周りの人間をえらい目に合わせて後編へ続く!と終わっているのでGODと同じ状態なのかは不明ですがイリスの口ぶりからすると恐らくは過去に暴走した凶悪な面があるのは一緒だろうと推測できます。
劇場版の新武装は「Force」で登場した設定!
劇場版ReflectionaはGODのシナリオですが大きく違うのがなのは達の新武装。そこが大きな魅力でもありますがForceを見ていない人にはちょっとついて行きづらい部分もあったと思いますので簡単に解説します。
元々これらの新兵器は「魔導端末(デバイス)」ではなく「魔力駆動の兵器」として管理局の依頼によって「カレドヴルフ・テクニクス(CW社)」が開発。
AEC装備が開発された背景は「AMF(アンチマギリングフィールド)や魔力分断をする「EC兵器」等の魔力エネルギーを無効化する敵が増えた事によります。それらの魔力と相性の悪い存在への対抗手段としてAEC装備は発案されました。
・CW-AEC00X フォートレス
この画像はForceの黒銀さんの設定画ですが、今回の劇場版でも投入されたなのはの最終形態と言われる姿です(魔法少女とは一体)
劇場版の説明では
「魔力とバッテリー駆動のハイブリッド」がコンセプトで総合砲戦武装「CWX-ストライクカノン」と独立浮遊シールド「CWX-ディフェンサー」それらを統括するバリアジャケットシステムをまとめて「フォートレスユニット」と呼称する。
とあります。ForceでもReflectionaでもレイジングハートはついに魔導の杖の形を捨て、統合管制ユニットとしてなのはさんを守り続けています。(魔法の杖も無くなった魔法少女とは・・w)これにより高町なのはさんは浮遊する3つの大盾に守られながら中距離砲を撃つ本当の意味で魔砲少女と化したわけです(Forceでは少女じゃないというツッコミはアカンで)
ちなみに僕の嫁ヴィータちゃんのグラーフアイゼン新形態はCW-AEC03X「ウォーハンマー」とも違う形状なので完全新規デバイス?のようです。(第5世代デバイス?)フェイトのバルディッシュもバルディッシュ・ホーネットという名前でForceのバルディッシュアサルト・ライオットブレードⅡとは違うようですね。
以上劇場版の補足解説でした!
え?エルトリアの二人の説明はって?そのへんはReflectionaから見た人でもわかるでしょ!(GODではギアーズとかいう戦闘機人見たいなのでReflectionaはナノマシン入り人間に変わった?くらいじゃないすかね)
まとめ
GODという劇場化の相性が良いコンパクトで質のいいシナリオを採用し、連載が休止しているものの設定厨の大好物であるForceの新型武装を取り入れるなどリリカルなのはのいいとこ取りをして作られたのが今作『 魔法少女リリカルなのはReflection 』。なのはシリーズの集大成でありお祭りなんです!!
これが初期からなのはシリーズを見続けてきたオッサンの感想です。
まあ、強いて言うならで擁護したとは言え・・・MOVIE 2nd A’sの作画はやはり神すぎたと言うことです。そしてもう一つどうしても気になった点があります、それは・・・
フェイトの声、なんかちょっと変わった感じがする・・・GODや2nd A’sの頃のほうが凛々しい?感じがします。水樹奈々さん声変わりした・・?でも主題歌の『Destiny’s Prelude』聞いた感じ違和感なかったけど・・・もしかしてフェイトから離れすぎて調整ミスった!?(A’sから2年後だから微妙に変えたのかも・・?)
まあそんなこと吹き飛ばす程内容良かったのでマイナスにすらならないですけどね!後編のDetonationは2018年公開・・・待ち遠しいっ!
▼ Reflectiona のキャラが登場するなのはコミカライズはコチラ!
▼ 主題歌も聞け!!
この記事を書いた人
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ヒトはどこから来てどこへ行くのか・・・ワタシは常にこの地球と人類の真実を見極めています。そう、人間とは一体何の為に存在するのかッッ!?ヒトと宇宙は・・・一つ・・・この時空において距離など意味をなさないッッ!!『こ、コレは!あっ・・アァアー!』ブワヮアアアッッシュワアワワワ~~~ン!(←ホワイトフェードアウトした音
常に脳内●薬の分泌が過剰状態のkamisiroと申す
・好きな漫画
ホーリーランド、寄生獣、ヴィンランド・サガ、銃夢、魔法先生ネギま!、ワールドトリガー、喧嘩稼業、ドクターストーン
・好きなアニメ
無限のリヴァイアス、スクライド
【学歴】学歴等不要ッッ!尺八の練習でもry
【仕事】誰得情報だよww
最近30過ぎてコーヒー飲み出しました、スーパーで買った豆を轢いてドリップしてるだけなのに「サードウェーブコーヒーwww」とか意識高い系の雰囲気出してるのが流行り。
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