「 秋の乗り放題パス 」で遠くへ行ってみたー その6

 

3日目（火）

【目的地：米子】

 

ホテルでまったりしてしまい、予定していた時刻を過ぎてしまう失態を犯す。

それでもなんとかギリギリ行動予定に間に合いそうなのでセーフ。

 

長崎本線【普通】鳥栖行き　長崎　7：11　⇒　鳥栖　10：16

3時間強の旅だが、電車も昨日に引き続き817系のクロスシートでそれなりに快適だった。

座席には牛革が使われている贅沢っぷり。窓も広い。

全国でも屈指の普通列車だと思う。

知覧のお茶を買った。

知覧といえば特攻隊が有名。

記念館には今でも零戦52型丙の実物の一部が展示されているとか。

今の平和をかみしめながらいただくことにしよう。

途中で特急列車待ち合わせの為、小長井駅に停車した。

目の前に広がるのは有明海。

天気が良くてとても気持ちが良い。

こういう駅に少し降りる時間的余裕があるのも、各駅停車ならではのポイントだ。

特急だと通過しちゃうだけだしね。

その後は肥前山口以降昨日のルートと合流し鳥栖までは同じ行程。

余談だが、隣の席に座っていたというか、完全に横になっていたJKは学校のサボリだろうか？

謎だ。

 

鹿児島本線【普通】門司港行き　鳥栖　10：18　⇒　博多　11：09

たまたま向かいに停車していてガラガラだったので乗ることにした。

後のことを考えると快速のほうがよさそうだが、博多までならローカルでも問題ない。

鹿児島本線【快速】小倉行き　博多　11：24　⇒　小倉　12：32

やはり快速に乗り換えたほうが、九州を脱出して下関にたどり着く電車の乗り換えがスムーズだと判明。

ここも昨日と同じルートの為、特に見どころはない。

鹿児島本線【普通】下関行き　小倉　12：38　⇒　下関　12：52

ここも昨日同様。

 

山陰本線【普通】長門市行き　下関　13：43　⇒　長門市　15：48

さてついに来ました山陰本線。

この区間は特急も走らず本数も少ないので乗り継ぎには綿密な計画が必要。

単純に出雲や鳥取方面へ行くだけなら新山口から特急に乗れば行くことができる。

ただ、長門や萩へ鉄道で行くなら普通でいくしかない。

しばらくこんな感じの駅が続く。

都会ではあまり感じられない風情はあるけどね。

 

山陰本線【普通】益田行き　長門市　16：19　⇒　益田　18：09

ここも結構なデンジャラスゾーン。

 

本数は一日数本しかないので、時間を誤ると待ちぼうけを食らう。

この待ち時間を利用していろいろカメラを回した。

最新設備の車両も気持ちいいけれど、こういう列車もノスタルジックでいいね。

そんなこんなで出発。

乗客少なっ。自分を入れて5人くらいだろうか。

トコトコと電車は走り出した。

山に海に田畑にと、いろいろな景色を見せてくれる路線だった。

益田に到着するころにはすっかり暗くなっていた。

 

益田で1時間以上の待ち時間があるので、腹ごしらえとおつまみを買いに駅を降りた。

過去にも益田駅で降りたことがあったが、駅前はそんなに変わってなかった。

前回は「グラントワ」という美術館を訪ねたのだが、今回は夜も遅いため観光はできない。

駅のすぐそばにコンビニがあったのでいくつか買い物をした後、駅前にできていた大阪王将に入った。

チャーハンと餃子を頼んだら結構な量が出てきて、「おつまみいらなかったじゃん」と思ってしまった。

食べ終わってフラフラ歩いていると乗車時間間近になっていた。

 

山陰本線【快速アクアライナー】米子行き　益田　19：33　⇒　米子　23：07

 

 

最初に言っておこう。

この電車はガチ。

乗り通すと3時間半もかかるうえに、ほぼ島根全域を走る快速電車である。

この時間なので普通の旅行者とみられる人は誰もいない。

部活を終えた高校生が数人乗り込んできただけだった。

しかもつらいことにこの時間は外が真っ暗で何も見えない。

当然車内販売もなし。

座席のリクライニングなどあるはずもない。

 

ケツが割れる！

 

アクアライナー、お前がNo.１だ・・・。（ケツ割れの）

 

 

次回：「 秋の乗り放題パス 」で遠くへ行ってみたー その7