「 秋の乗り放題パス 」で遠くへ行ってみたー その1
目次
” 秋の乗り放題パス “って何?
▲画像のような横長の切符で、みどりの窓口か指定席券売機で購入できる。自動改札機は通せない。
▲期間内なら日本全国のJR線が乗り降り自由(※ただし【普通】か【快速】の自由席しか乗れない)。
(一部区間は例外あり。詳細はググるべし)
▲価格は3日間分で7,710円(税込)。
2015年は
発売期間 平成27年9月19日(土)から平成27年10月16日(金)
利用期間 平成27年10月3日(土)から平成27年10月18日(日)のうち連続する3日間
で設定された。
乗り降り自由と聞いて「な~んだ、青春18きっぷみたいなもんじゃん!」って思うかもしれないが異なる点もあるぞ。
必ず利用開始日を指定する必要がある。
⇒青春18きっぷは「期間内」であれば利用開始日の指定をする必要はない。
期間は利用開始日からの連続3日間と定められている。
⇒青春18きっぷは「期間内」であれば連続で利用しなくてもよい。(1日おきなど)
利用者1人につき1枚必要となる。
⇒青春18きっぷは同一行程であれば1枚で5人まで利用できる。
整理すると、「格安だけど各駅停車しか乗れない期間限定の切符」ということになる。
秋の乗り放題パスのメリット
実はこの「 秋の乗り放題パス 」にはひとつメリットがある。
それは「秋には長期休暇をとる人が少ない」という点である。
夏季や冬季は世間一般でいう夏休みや冬休みの時期に当たり、それに合わせて休暇を設定する企業も多い。
またその期間はお盆やお正月の時期に当たるため、観光や帰省のための乗り放題需要も存在する。
しかし10月2週目あたりは、まだ紅葉を見に行くというには早く、目立つイベントも少ない。
こう言ってしまえば身も蓋もないが、時期的に中途半端な感じは否めない。
そんな状況を逆手に取ることができるのがこの切符のいいところだ。
電車で移動する人が少なく、朝の通勤時間帯や帰宅ラッシュの時間を除けばほとんど乗客がいない。
こういう時こそゆったりと電車の旅を楽しむことができるというものだ。
【長時間電車に乗る】ことについて
さて、乗り放題とはいっても普通列車に長時間に乗り続けることはなかなか大変なことだ。
なにせ特急列車や新幹線と違い、普通列車は長時間乗車することでストレスを感じる場面がある。
普通列車は「地元の旅客輸送」が目的の設計
近距離を行き来する車内の設計は乗客が効率よく乗りおりできるように「ロングシート」が採用されていることが多い。
移動距離の長い中距離列車ではボックス席のある「セミクロスシート」が採用されることが多い。
※座席について詳しく知りたいという方は↓を参照だ!
ロングかクロスか?旅の大問題、座席の話(外部リンク)
簡単に言うと「ずっと座っているとストレスが溜まって体が痛くなりやすい」ということだ。
所要時間が長くかかる
普通列車は実際の移動にかかる時間よりも長く所要時間がかかる。
なぜなら普通列車は快速や特急列車に先を譲るためにしばしば待ち合わせ停車をするからだ。
さらに単線区間だと対向列車の行き違いの停車も行う必要がある。
停車時間を利用して飲み物を買ったりホームに出て外の空気を吸ったりできるメリットもある。
しかし天候が悪かったり、車内が混み合う状況だとストレスに感じるだろう。
持ち物を工夫する
長い距離を同じ姿勢でいなければならない車内を少しでも快適にするために持ち物を考えてみよう。
とはいってもほとんど時間を潰すためのグッズと姿勢をラクにするものになる。
スマホ+モバイルバッテリー
現代人は病気かな?というくらいスマホを使っている。
わからないことを調べるのも、ゲームするのも、地図を見るのも、情報発信するのも全部スマホ。
当然電車内の時間つぶしにも役立つ。
あと、地味だけど時刻表を持ち歩かなくてよくなったことも大きい。
もちろんトンネル内や電池切れになると無用の長物となるが、モバイルバッテリーで電池切れの対策は行える。
あとは利用する路線のところだけ写真にとるなりスクリーンショットを撮るなりしていつでも見られるようにしておけば万全。
座布団(クッション)
これは関西のローカル路線に乗っているときに地元のおばちゃんがやってたところを偶然見た。
長年使われた座席は経年劣化しており、反発力がなくなって座り心地が固くなる傾向にある。
この状態で長く座るとケツが痛くなるのだ。
また背もたれもお世辞にも良いと言えない座席が多い。
ちょっと荷物にはなるが、座布団を携帯していると座り心地の改善ができるだろう。
カメラ(カメラに興味ない人は双眼鏡)
道路も通ってないような秘境を走る路線や海沿いを走るところだと、列車ならではの良い景色が楽しめる。
そんな景色に出会うと思わず記録に残して誰かに見せたくなるに違いない。
遠慮なくカメラを取り出してシャッターを切ろう。(混み合っている場合は当然自粛しよう)
また、撮影にあまり興味のない人でも双眼鏡があれば自然の景色や遠くのポイントを手軽に楽しむことができる。
川沿いや海沿いの車窓をうまく動画に残すことができれば、ヒーリングムービーとして活用できる。
こんな感じで、前置きが長くなってしまった・・・。
次回からは実際に乗った経路をたどりながらいろいろ振り返ってみたいと思う。
期待しないでお待ちください。
この記事を書いた人
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こんにちは、samaconです。
主に【旅行・鉄道・料理・デジモノレビュー】中心に記事かいてます。
【生年月日】昭和の終わり
【在住地】田舎(千葉)
【これまで】大学卒業後サラリーマンとして電気屋へ就職。そこそこ楽しかったが休みがなさ過ぎて精神的に脂肪していたところで退職してフリー化。
【趣味嗜好】
・鉄道⇒最終的には全線完乗が目標。
・ギター⇒結婚式の余興レベルならなんとか。
・草野球⇒人足りなかったら喜んで行きます。
・デジモノ収集⇒最近はメルカリで断捨離しまくってます。持ってても仕方ないのでね……。
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