最近のジャンプ新連載は一周回って古い気がする

2018年、30過ぎても週刊少年ジャンプを買ってるオッサンが最近思う。

ここ最近の新連載なんか微妙にセンス古くね？

少し前に始まった連載と創刊50周年記念の新連載3連弾『ジャンプライジング』の3作品を語ろうと思う

※この記事は玄人ジャンプ読者向けです、小ネタがマニアックなので長期間ジャンプを書い続けていないと理解が難しいです！

１．ボウズビーツ

「BOZEBEATS（ボウズビーツ）」は２０１８年７号から始まった新連載。

今作を描く平野稜二先生は2014～2016年にジャンプNEXTや週刊少年ジャンプで読み切りを3回載せている。

以前からサイバーパンク系を描いているようで2016年の読み切り時にはですでに坊主を近代兵器で武装させて敵を倒す設定を描いていた。

で、今作はどうだったかと言うと・・

『全体的に１０年～前くらいのスクエニ系漫画雑誌で連載してそうな雰囲気』

Gファンタジーとかゼロサム（それはスクエニやない）とかで連載してそう。すごく載ってそう。

坊主を銃火器で武装させるってのは嫌いじゃないんだがそこまで斬新じゃないんだよなぁ・・・あとこの作者の一番光ってる所って

間違いなく画力なんだけど・・・止め絵のレベルに対して漫画本編が思ったより良くない。

なんていうか一枚絵と比べてバトルシーンの迫力が今一無いのとなんか見づらい。

そして推しっぽいツインテの女の子があんま可愛くない、この子のセンスもすこし古い。

雰囲気でいうと14年前のアニメ『陰陽大戦記』くらいのセンス。

個人的に評価できるポイントは主人公の男の子が可愛い所だな・・・ここをもっと推して女装させたり男の娘にすればええと思うあげればいいと思うんだよなぁ・・・

まあ予想通り20号で打ち切りになりました。合掌（坊主だけに）。

まとめサイト等の評判では思ったより評価が高いのが個人的に謎なボウズビーツ。

おっさんが古いと思うものが一周回って今の若者にとって新しく見えたのかもしれんな。

平野稜二先生にはもうちっと『漫画』を上手くなって再起してほしいものです。

ここから下はジャンプ５０周年記念新連載３連弾の感想を書きます。

２．呪術廻戦

１４号から始まった新連載３連弾の一作目がこの『呪術廻戦』。

個人的な評価では最も有望、打ち切り回避する可能性が高く現在のジャンプで中堅くらいに上り詰める力があると思っている。

内容は一言で言うと

『現代を舞台にした日本式魔法バトル漫画の系譜』

とでも言うとわかりやすいだろうか？

ジャンプで言うなら近いものは「シャーマンキング」とか「ぬらりひょんの孫」とかだろうか？

ほら、陰陽師が出てきて式神をつかったり呪術師が戦ったり霊とか妖怪と戦う和風バトル漫画ってあるじゃないですか？その系統ですよ！

（あ、岩代先生のカガミガミを忘れてました・・あれは微妙だったので・・・ｗ）

この漫画のいいところはですね、本当に丁度いい程度に厨二なんですよ。

ちょっと普通使わない漢字使ったりする所とか、そもそも呪術とかオタク系の中学生がめっちゃ好きですよね？

皆さんも図書館言って呪術の本とか密教の本とか借りませんでした！？（普通借りない）

強いて言うなら絵がちょっと地味なところは気になりますがバトル漫画としては構図がはっきりしていて見やすいくてむしろ好感あります。ごちゃごちゃしてない。

呪いのクリーチャー模写の感じがPSYRENの岩代俊明感すごいんだけど気のせいだろうか？

主人公が『最強の●●に憑依され～』系なのも王道でいいと思う。

あのNARUTOだって何も持ってない落ちこぼれとか言いつつ最強の尾獣を体に宿してるし、超レアなうずまき一族の母を持ち父親は四代目火影のうえに忍びの始祖・六道仙人のムスコ『大筒木アシュラ』の転生者とかもはやチートすぎて草も生えないしなｗ

↑あらためて書いて思ったけど設定盛過ぎじゃね？ｗ

 

・・・・ってことでこれは確実に中学生にウケる・・・（確信ｯｯ

それにしてもボウズビーツ連載中にこれぶつけてくるとか編集部も酷だよなぁ～

３．ノアズノーツ

『クロガネ』『ものの歩』の池沢春人先生が帰ってきた！！

・・・いままではどちらかと言えば王道だったと思います。

ぶっちゃけクロガネはヒカルの碁を剣道漫画に変えただけの漫画でしたが・・・ものの歩はそこそこ王道言ってたと思うんですよねぇ・・・でも今作は邪道系にしようと思ったのか

考古学とか持ち出してきましたが全体的に少しチープなのと知性キャラが作者の知性を超えようがない感じがちょっとキツイ。

そしてなによりヒロインが

どうみても城ヶ崎美嘉じゃねーかよｗｗｗ

性格もパッと見ギャル系な割に夢が普通のお嫁さんとか言ってるのもモロかぶってるしｗｗｗ

池沢先生・・デレマスにハマってるんですかね・・・？ｗ

連載開始４話目くらいで早速バトル展開になっちゃってるし・・・中途半端な化学知識とか使う

『なんちゃって思考型バトル漫画』

になりそうな予感がしならねえんだよな・・・ｗ

なんつーかね、全体的にセンスが

『１０年～前くらいのスクエニ系漫画雑誌で連載してそうな雰囲気（２回目）』

なんだよなぁ・・・主人公の教授、敵、設定・・全体的な匂いがスゴくソレ系なんだよなｗ

しかも同時期に『ドクターストーン』とかいうガチを超えたガチすぎる化学漫画が連載してるから

知識探求的なワクワク感とか説得力で確実に勝てる要素ないんだよな・・・

石器時代レベルのストーンワールドでガチで真空管作ろうとして

『ヤベー竹の熱線が ソッコーで燃え尽きた・・・』とか言ってるガチすぎる漫画だぞ・・・ｗ

（しかもこの作品少年漫画に必要な努力、勝利、友情・・全部備わってるんだよなぁ・・）

あとツッコミなんですが10万年で人類ってループしますかね・・・

現生人類が絶滅してたとしたら他の類人猿からホモ・サピエンスになるまで数百万年かかると思うのですが・・・

（それはツッコんじゃイケないやつやで！）

池沢先生・・・３作目にして一番続かない予感がしますｗ

 

 

４．ジガ

この作品は一言で表現できる・・・それは

『セカイ系』

もうね・・・巨大生物襲来、主人公の前に謎の組織が接触して『君はあの化物と戦う！』とか意味深なセリフを放つ謎の美少女とか・・・全部１５～年くらい前にエヴァの後継で昔流行りまくったボーイミーツガールタイプのセカイ系テンプレなんだよｗｗｗ

いや、つまらなくはないと思うんだが・・あまりにもねまんまなのでｗ

原作の佐野先生はセカイ系の教科書でも読んできたのかなと思いました。

しかも連載開始たったの４話で物語の根幹っぽい謎が出てきちゃってアカン感じがスゴイ・・・やはり打ち切りなのか！？

 

と、このように最近の連載は評価できるものも多いのですがなんか謎の既視感というかある意味懐かしい感じがする作品が多いんですよね・・・あーもしかしてｱﾚですかね

最近スクエニとかの他社でも昔はやった名作のリブート作品が乱発されてるじゃないすか？

若手に漫画売れなすぎてオッサンを狙った商法が流行っている・・・だからジャンプも１０年くらいまえに流行った作風の漫画を新連載で初めてる！？

（さすがに深読みしすぎか・・・）

と言ってもここ10年くらいこういった作品がもしかして少なくて今読んでる若者からすると新しい！と感じるのかもしれませんけど。

まあなんにしてもドクターストーンと鬼滅の刃おもろいからしばらく安泰やで。

いまのジャンプは超つまらんとかいうやつ多いけど絶対読んでねえだろ！読んでから言えや！！

少なくとも深夜のきらら枠の１５０倍はマシだっつーの

最後に超個人的な意見だけど銀魂はどう見ても最終決戦だったのに無理やり引き伸ばすのやめたほうがよくねえか！？もはやブリーチを超えたブリーチ化してんぞ！（笑）