せっかくの休日ですから、楽しみませんか?

ゴルフボールの選び方。価格の違いって?高いのと安いのとどう違うの?

お世話様です、aokageです。

さて雨が多い時期になってきましたが、この雨の天候をぬって晴れの日をつかんでするゴルフが最高のシーズンになってきましたネ!

最近ゴルフを始めた人で、「そろそろ気候も良いしコースデビューしてみようか!」なんてゴルフの先輩から声をかけてもらっている人もいるかもしれません。

今回は私もゴルフ始めたての頃謎だった「ゴルフボールの選び方」を簡単にまとめてみました。

さぁコースデビュー!どんなゴルフボールを用意する?

ゴルフをするには「自分専用」のゴルフボールが必要です。この辺は他のスポーツと違う点ですよね。

野球、サッカー、テニス、卓球、バドミントン。。。

他の球技は皆「1つのボールをプレイヤーで共有」して行うのに対して、ゴルフは自分のボールを個々人用意してそれをひたすら追いかけていくことになります。

ゆえに4人1組でコースを回るなら、4人とも違うボールを用意しますし、この4人がボールの種類でかぶる、ということはほとんど無いと言っても良い。そのくらい、現代ではたくさんのメーカーがたくさんの種類のボールを開発し販売しています。

さてコースデビュー本番が近づくにつれて、コースに連れて行ってくれる人から「ボールはたくさん用意しておけよー。かなり失くすと思うからねw」なんて言われてスポーツショップに行くと、メーカーから値段、さらにはボールそのものの「色」まで様々な種類があって面食らってしまうことでしょう。

そんなときまだ練習場でひとかごいくら、で借りたボールをひたすら打ってきたビギナーはどれを選べば良いのでしょうか?

ボールを選ぶ上で知っておくべきこと

練習場のボールを拝借してコースで使ってはいけない

これはもう、当たり前すぎてわざわざ書く必要があるのかと思いますが、この見出しを見て笑ってしまった常識的な感性をお持ちの方なら大丈夫でしょう。

練習場、打ちっぱなしで借りるボールはその場で打つために「借りた」ものであるため、それをこっそり持って帰ってコースで使うのはシンプルに「窃盗」です。絶対にやめてください。

たまーにコースで「○○練習場」ってロゴの入ったボールがロストして転がっているのを見かけます。ウソだろ。。。と思うのですが悲しい現実です。

ちなみにですが、そもそも論として練習場のボールはわざと「飛距離が出ない」加工がされているものがほとんどです。どれだけパワーのある人が打ち込んでも練習場の網を超えないように出来ています。球は上がりやすいけどキャリーが出ない。スピンが解けるのが早くひと伸び足らない。どれだけ上手な人でも80~90%くらいの飛距離しか出ないと考えておくとよいでしょう。クラブの番手1~2つ分飛ばないと考えるとイメージしやすいかも。

練習場の「150y」表記は本コースの「135~140y」なところも有るくらいです。極端に飛ばないボールを採用して、それを見越してヤード表記しているんですね。

まぁ窃盗という当たり前のこととは別に「性能が低くて本番では使い物にならない」です。

「ロストボール」には手を出すな

ゴルフショップを覗くと、新品ボールのコーナー横に「ロストボールコーナー」があると思います。が、これはあまりオススメできません。

そもそもロストボールとは、ゴルフ場でOBゾーンやハザード、コース上で見つけてもらえず放置されたボールを回収し、比較的「見た目が」キレイなボールを再流通させたものです。

いわゆる「中古」のため市場価格の7割程度の金額で憧れのメーカーの高級ランクのボールが手に入る!と雑誌でたまに特集も組まれてたりしますが、あまりにリスキーです。

実際スコアが良い「上級者」層ほどロストボールは使わず新品で回っている傾向にあるようです。

参考:「ロストボール」のどこが悪い? 上級者が新品を選ぶ決定的な理由(GDO内の外部ブログページに飛びます)

参考記事を簡単に言い換えれば「ロストボールは距離感が合わない」ということ。

他人がなくしてすぐに拾われたものならあるいは、ですが中には雨風の中ずっと曝されていたもの、ひどいものだと池の中に沈んでいたものもロストボールには含まれるのです。特に池の中に沈んでいたものはボールの中に水分を吸ってしまっているにも関わらず見た目はキレイなのでロストとして流通させやすい。

水分を多く吸ってしまっているボールは飛距離が出ない、逆に変なスピンがたまたま上手くかかって飛びすぎたりなんてこともあります。せっかく悩んで選んだアイアンでナイスショットしても狙ったところに飛んでくれない、なんてことが起きやすくなってしまうのです。

ただでさえ距離感を合わせるのに一苦労なビギナー時代、ボールが原因でのミスショットは避けたいところです。

 

「ディスタンス」?「スピン」?

ほとんどのスポーツショップではボールの価格が書いてあるPOPのところに「ディスタンス傾向」もしくは「スピン傾向」などと書かれています。

ディスタンスの方が価格が安い傾向にありますが、こんな意味合いで捉えると良いでしょう。

・ディスタンス

→飛距離重視。高反発でボールが跳ねるように飛んでいく。スピンがかかりにくい。

ビギナーはこっちの方が良いでしょう。クラブを軽く振っても距離を稼いでくれやすいのです。多少当たりが薄くなってもクラブ適性距離が出やすいです。スピンがかかりにくい、というのは一見欠点のようにも見えますが、

スピンがかかりにくい=ミスショットしても曲がりにくい、ということでもあります。

↑ディスタンス系。安くてもゴルフボールの芯を食った時の爽快感は健在。

・スピン

→ボールがディスタンスのものよりも多重構造になっており、一度かかったスピンの回転数が落ちにくく、ほどけにくい構造。

ボール内部構造が複雑な分、お値段は少々高め。上級者はこちらを好んで使う方が多いです。わざと右や左に曲げるインテンショナルショットが成功しやすいですし、グリーン周りのアプローチではボールを狙ったところに止めやすい。適正な量のスピンが掛けられればドライバー飛距離も申し分ない、とそんなイメージです。

スピンがかかりやすい分、ミスショットした際の反応がディスタンスとは比べ物にならないくらい大きくなります。自分のショットに自信が出てきたらこちらにチャレンジしてみましょう。アプローチショットの2バウンド目でキュキュっと止まるショットの快感はスピン系ボールならではの醍醐味ですよ!

↑最近流行りのハイブリッド。純粋なスピン系って今あんまり無くて、実はこの写真のような「ドライバーは低スピン、アイアン・ウェッジは適正スピン」みたいないいとこ取り系が流行ってますね。手品か!

ボールの価格差が、ボール選びの正解ではない

先程ちらっと触れた通り、一般的にはスピン系ボールの方がボール1個あたりの値段は高い傾向にあります。しかし例外はあって、安いスピンボールもあれば、ボールの材質を工夫したスピン量をボール側で調整してくれるような高級なディスタンスボールもあります。

悪意のある人がまれに「初心者にボールの差なんてない」と言っていたりしますが、私はむしろ逆だと思います。

ビギナーほどボールに助けてもらうべきだし、ボール差がでる、と。

とりあえずコースデビューだしボールたくさん無くしそうだし。。。と思うのであれば、各メーカーのボトムモデルである1ダース(12個)2000円前後のディスタンスタイプのものを選んであげると良いでしょう。それでも練習場の球とは比べ物にならない爽やかな打感に驚くはずです。

1ダース約2000円(3個入り500円前後)クラスは、入門向けディスタンス。ちょっと打感硬めの2ピース(2層構造)が多いですが、スライスフックのミスショットに寛容で飛びます。

1ダース約3000円(3個入り800円前後)クラスになってくると、各メーカー趣向を凝らした様々なタイプのボールに出会うことが出来、「ボールってこんなに違うのか!」と驚きを感じられるようになってきます。柔らかかったり、あえて少し硬めの芯のある打感を楽しめたり、キャラクター柄が入ってて人と被らない個性派があったり。大会で使えないぶっ飛び違反球もこのクラスに多く点在。

1ダース約6000円(3個入り1500円前後)クラスは、もう異次元です。ドライバーは低スピンで吹き上がらず曲がりにくいのに、なんでアプローチのスピンはこんなにかかるんだろう?なんて手品みたいな芸当を再現するボールがあったりします。ちなみに私がゴルフ人生のベスグロを出したのもこのクラスのボールでした。(うろ覚えですが、キャロウェイLEGACY)※現在廃盤

高いボールを使えばそれだけ無くしたくない!とショットが慎重になりますし、コースマネジメントが安全策重視で結果が良い、なんてこともあるのではないでしょうか。

最後に、筆者のオススメボール選び時系列をば。

・コースデビュー

→2000円クラスをダース買い。多分全部失くすくらいミスショット多いだろうけど、真っ白い新品の球が芯を食ったときに気持ちよく飛んでいく開放感を味わう。

・2回目以降

→お気に入りのメーカーを作ってダース買い。できれば3000円クラス以上のをいろいろ使ってみる。使っているアイアンやドライバーのメーカーとか、ライバルのアイツがいいスコア出してたあのボール!みたいなざっくりした感じで良い。各メーカーでソフトフィールしっかり打感両方ラインナップしてるので試してみてどっちが好きか自分の体に聞いてみる。(自分はソフトフィールが好きでキャロウェイスーパーソフトとか良く買います。ソフトタイプはラウンド楽なんだけどグリーン上でパター打った感じしないのが欠点かな。。。)

・ソフトorしっかりの傾向がつかめたら

ソフトorしっかりが自分の中での好み傾向がつかめるくらいラウンドを積んでくるとちらほらスコアが100を切ってくる頃でしょう。100切りをコンスタントに目指していくぞ!というウデマエになったら各メーカ最上位(1ダース6000円クラス)も試してみて大事に大事に打っていきましょう。

この頃にはボールもそれほど失くさなくなりダース買いよりも1ケース(3個入り)買いが増えてきてると思います。自分のスコアがまとまる思考のブランドを探すのもゴルフの楽しみです。

番外(ボールの寿命)

18ホールで1球無くすか無くさないかのプロでも、6ホールに1回はボールを新品に変えると聞いたことがあります。(1ラウンドで3個使う)我々アマチュアであっても、どんなに使ってもボールは1個あたり27ホール(1ラウンド半)が限界ではないでしょうか。無くさなくて1球を長く使っているとわかりやすく飛距離落ちたりスピンかからなくなってきますね。

ボールは消耗品です。どれだけ気をつけて打っていてもドライバーやアイアンショットでボールが潰れて戻ってを繰り返しますので内部から摩耗していきます。カート道など硬いところで跳ねたり、ウェッジで掴むように振り抜くと表面に傷もついてきます。

私の周りのゴルフが上手な方たちは「2ラウンドで1ケース(3個)」を目安にしている方が多いですね。OBなどで無くさないことが前提の計算ですが。

この記事を書いた人

aokage
aokage
初めましての方は初めまして。そうでない方は、いつもお世話になっております。「aokage」と申します。

酒、煙草、読書、サバゲー、ゴルフ、アイドルマスターを愛する最近体重が気になり始めた30代メガネおじさん。

【自己紹介】

最終学歴:日東駒専夜間部
故郷:埼玉県美里郡
スポーツ:学生時代は野球(二塁)とテニス(ベースライン)。現在はゴルフとサバゲー
職歴:学生時代はチェーンのイタリアンレストランで副店長。家電量販店店員、広告制作会社を経て現在はしたっぱ広告系フリーランス

【趣味嗜好】

お酒:マッカラン、シーバスリーガル、イチローズモルト
煙草:CAMELナッツメンソールが廃番になってしまってからはキツ目のメンソールをウロウロ。現在はglo smooth fresh、IQOS メンソール
読書:10代の時に3年連続年間100冊読破を達成。学生時代は民俗学をニワカかじりで柳田国男、小松和彦を愛し、現在は川上稔に夢中

ゴルフ:ベストスコアは大学4年のときに86。今は平気で叩く100台に怯える日々。いわゆる「エンジョイアベレージ」です。
DR▷エース→M2(2017)10.5純正S
サブ→M1(2016)9.5speederⅡ661S
FW▷XR16(4W)純正Sシャフト
IR▷ミズノMP-66 modus3 105(R)
AW▷MP-R5 W 50° DGW
SW▷MP-R5 W 56° DGW
PT▷テーラーメイド スパイダー

サバゲー:バックアップ中心。愛銃は東京マルイ89式小銃、タナカワークスSIG P220陸上自衛隊仕様

アイマス:765ミリオンはクレシェンドブルー担当、346はトライアドプリムス担当。

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