MTGアリーナはまだまだ「これから」盛り上がると思うんだ。今から始めるデジタル版「マジック」

お世話様です。aokageです。

MTGアリーナが日本語化に対応したのは今年（2019年）の2月中旬のこと。

遅ればせながら、私も3月からぼちぼち始めてます！

キマイラ像（プロフェシー）から始めて梅沢の十手（神河謀反）で引退した私が、久々にマジックザギャザリングをデジタルで復帰したわけですが、いやいや中々面白いですよ。

、、、という冒頭を書きながら「神河謀反の発売は2005年」という引退して楽に10年以上も経っていたことに戦慄しつつ、約1ヶ月経ったのでこのカードゲームに興味を持った方が気軽に始められるきっかけになったらいいなと思いますので、ぜひだらだら読んでいってくださいまし。

MTGは今年で26年目の「元祖デッキ構築型カードゲーム」です！

今でこそアナログの紙媒体でも「遊戯王」や「デュエル・マスターズ」、「ポケモンカード」のようにデッキという紙束を自分でカスタマイズし勝敗を競い合うゲームは数多くありますが、マジック・ザ・ギャザリング（以下MTG）は今年で26年目を迎えた「元祖デッキ構築型」カードゲームなのです。

それまではトランプのような枚数や種類が決められたカードを配ったり引いたりして遊ぶゲームしか無かったのですが、「自分でカードを選んで手札にする」という斬新な発想は、このカードゲームが初めてなのです。

今じゃ70カ国以上、約2000万ものプレイヤーが日々遊んでる「超大手カードゲーム」なんですね。25年以上続く歴史は伊達じゃない。。。なにせ通算で「2万種類」以上のカードが存在すると言われてますし。

歴史あるカードゲームであるがゆえに、残念ながら今までは敷居が高かった

もし、ハースストーンやシャドウバース、ドラクエライバルズのような「デジタルカードゲーム」（以下DCG）をそこそこ触ったことがある方であれば、MTGはとっつきやすいと思うかもしれない。

ただ、これら近年のDCGは、MTGの「難しい」ルールを極力排除し、「テンポよく」ゲームで遊べるよう改良に改良を重ねたいわば「手軽さ」という面へ多大に進歩させたゲームです。

「DCGでさんざ遊んできたしMTG面白そう！イオン行って紙のカード買って遊んでみるか！」となって買ってきても、

・相手のターンにも自由に動き回れる（インスタント、起動型能力）

・スタック処理（出したカードの処理順）

という２つの壁が、参入障壁となっていたのではないかと思うのです。なにせこの感覚がMTGの花であり醍醐味と私は思うのですが、いかにせん難しい。下手したら仲間内で始めて慣れるまでは「敵」のはずの遊んでる相手と確認したりしながらゲーム進行をしなくてはならなかった

ＭＴＧというカードゲームの「煩雑さ」がMTGアリーナでは自動処理という衝撃

細かいルールなんかは、MTGアリーナをインストールして始めればチュートリアルがありますので割愛。

このチュートリアルも出来が良い。

 

・「土地」と呼ばれるモンスターを呼び出したりゲーム進行をお助けしたり妨害したりするのに使う資源、ガソリンのような概念。

・「インスタント」と呼ばれる相手ターンにも使える呪文。

・このインスタントは「コンバットトリック」と通称される種別だとモンスター同士の戦闘中にすら割り込めるという理不尽さ。

 

これらMTGの基本であり醍醐味がチュートリアルで丁寧に実際にカードを動かして体感できます。

ここからがすごい！と唸ったのが、実際にチュートリアルを終えて試しに遊んでみると

「今インスタント、もしくは使える効果があるけど使う？」と進行が自動で止まって確認してくれる

呪文の打ち合いになったあとの「スタッツ」が自動で処理されるため、思考をその処理に割くことなく自動に任せられる。

ということ。

最初は「え、今呪文打ち合ったけどそんな処理されてそんな終わり方なの？」と戸惑うかもしれないが、数度試して自動処理に任せればどんなふうに展開が進むのか見えてきます。ろくに説明書もない、あっても見開き1枚の文字びっしりの簡易説明書とにらめっこしながら紙のMTGを始めるのとはわけが違う。なにせ自動で正解の処理をしてくれるのだから。

 

「効果」がその場で確認できるのも嬉しい。上の画像は「教導」の効果を確認している図。説明だけじゃなく、教導が発動すべきタイミングが来たら自動で処理してくれます。

MTGアリーナのチュートリアルでもらえるデッキの多さがスゴイ

まずはすぐに5つのデッキをゲット！必須カードもたくさん入ってる！

MTGには、5種類の「色」があり、それを1色ないしは多色組み合わせてデッキを作ります。

まず、チュートリアルを終えた時点でこの5色「白」「黒」「赤」「緑」「青」それぞれの単色で構成されたデッキが1つづつもらえます。

このデッキの作りがまたニクい。

たとえば「赤」だったらダメージを直接与えるカードが多いよ、とか、「緑」だったら必要な土地の枚数の割に出せるモンスターが他の色より強い傾向にあるよ、みたいな「色」の特色がわかりやすく出来ており、かつそこそこ動かせて強い。（構築しランクマッチに潜ってもシルバー中位くらいまではぜんぜん行ける）

デイリークエストをこなすとさらに10種の構築デッキがもらえる！

デイリークエストをコツコツこなすと、毎日最後に一つ構築デッキがもらえます。これは5つの色のうち、2色を組み合わせて作られた構築デッキになっています。

5日目まではランダムに一つずつ、（実は法則性があるらしいけど）初心者デイリー最終日の6日目にはそれまでもらえなかった残りの5つのデッキがまとめてもらえちゃいます。

この初心者デイリークエストをこなしていくことで自然に「単色デッキのよさ」「2色以上の色で補い合って勝つ戦略性」「2色で組んだのに1色しか動かせなくて事故る」みたいなMTGの醍醐味をより深く知っていくことができます。

そしてなによりこの10種構築が結構強い！各デッキに数枚入っているレアカードも、構築ランクマッチで入る実践級が散りばめられていて、最後まで使えるものが結構ある。

レアだけじゃなく低レアだけど「必須級」のカードもそこそこの枚数も入っているので、チュートリアルの単色デッキ5つ、初心者デイリーの10個のデッキでもらったカード資産だけでいきなりデッキを組んでいく楽しさと、そこそこエゲツない動きする戦略性が楽しめちゃう。

上の画像はすいません、私のガチガチの構築「緑白」を回している様子。手札の中にデイリーでもらったカードが含まれています。「ベナリア史」つおい。

無課金でも、ガチ課金でもＯＫ！

初心者デイリーを終えても、デイリークエストはもちろん毎日降ってきます。このクエストをコツコツ終わらせると、1日最低でも1パック以上はパックを向く事ができるので無課金でも資産は結構な勢いで増えていきます。

500～750ゴールドが毎日１つクエスト報酬でもらえ、勝利数に応じて500？くらいのゴールドと中級レアが数枚もらえます。中級レア枠はたまに高級レアが交じることも！ちなみに、1パックは1000ゴールドで買えますよ。

また対戦のマッチングも練られているようで、デッキ内部のレアカードの枚数などをバロメータにして「レアもりもりのガチデッキ」vs「始めたての資産集めデッキ」が極力ぶつかり合わないような配慮がされているようです。

実際に私の体感でも、デイリークエスト消化用の格安資産デッキで遊んでるときと、ランクマッチにダイブする用のデッキを調整している時では相手のデッキパワーはそれぞれ結構近いのかな？というマッチングをしてくれる印象があります。（もちろん完璧ではないけれども）

ゆえに、無課金でのびのびやったらガチ勢に常時轢きコロされて面白くない！ということにはならないはずです。

もちろん課金して大量のパックを向いてもＯＫ。大体1万円ちょっと、90パック分を課金すればランクマッチに潜ってバリバリやれるデッキが一つは作れるはず。メタ回せるように複数デッキ作りたいな、という場合には2～3万入れたほうがいいかもしれないですね。

デイリークエストでもらえるゴールドに換算すれば、「1万円入れれば約2ヶ月分のパックを前倒し」したような計算です。

ま、逆に言えば「ルールを覚えてMTGの世界に馴染んでみよう！」という人は無課金でしばらく遊んだほうが良いかもですね。いきなり大金ぶっこんでガチ構築するとデッキも、プレイングもガチの人とばかりあたってミスを咎められたり轢きコロされたりしやすくなるでしょうし。

 

MTGの世界に「自動化」が加わってより手軽に始められるよ！

windowsPCさえ持っていれば無料で初められるMTGアリーナ。「えーなんかルール難しそう」と敬遠する前に、ぜひ一度触れてみてください！