せっかくの休日ですから、楽しみませんか?

同じ商品名なのに中身は別物?センタンの『クランチシュガーコーン』は2種類あった!

よく見かけるクランチシュガーコーンの箱タイプ

アイスや氷菓子はいまや季節を問わず人気の高いスイーツとして親しまれています。

そしてスーパーマーケットのアイスクリームコーナーには、思わず目移りしてしまうほど数多くの種類のアイスクリームが並んでいますよね。

そんな中でもイオングループの系列店では『センタン』のアイスが存在感を見せています。

センタンというのは大阪に本社を置く「林一二(はやしかずじ)株式会社」という会社のブランドです。

林一二は一見すると人の名前にように見えますが、その通り創業者の名前がそのまま会社名として使われている風変わりな企業です。

それはさておき、上の画像は『クランチシュガーコーン』というセンタンアイスの人気商品のひとつです。

ワッフル調のコーンにチョコレートをコーティングしたバニラアイスで、コーンのバリバリ感とチョコの風味を楽しめる一品です。

この製品は箱売りで売られているマルチタイプで、5本入りです。

購入店舗は千葉県内のイオンで、価格は178円(税抜)。この手の商品ではかなり安価な印象を受けます。

種類はラクトアイス。

ラクトアイスとは乳脂肪分をほとんど含んでいないアイスで、植物油脂や水あめ等を加えることで食感と味を調整しているものです。

植物油脂を使用するメリットは製造コストが安く済むことですが、アイスとしてのコクはいまひとつ。

乳製品のまったり感よりも砂糖の甘さが前にきてしまうので、自分で選ぶときはあまりチョイスしないのですが……。

今回はあまりの安さについ購入してしまいました。

買ったからにはきちんと食べなければなりません。

せっかくなのでレビュー形式で紹介することにします。

サイズ感は片手で収まる感じです。自販機で売られているセブンティーンアイスを一回り小型にしたくらいでしょうか。

チョコレートは上に多くかかっていますが食べ進めていくと中身はバニラアイスが中心になっていきます。

チョコレートは冷えていてぱりぱりでおいしいのですが、アイスはラクトアイスということもあり淡泊でコクもいまひとつ。

アイスの風味は口にほとんど残りませんでした。

良い意味でも悪い意味でも食べ応えはひかえめで、あっさりしています。

ソフトクリームのような濃さを求める人には物足りないでしょうが、反対に乳製品っぽさが苦手という方にはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

ひとつ収穫だったのは最後までコーンがサクサクだったことです。

断面を見てもわかる通りクランチシュガーコーンは幾重ものコーン生地が折り重なって形成されているので水分が浸透しにくく、フニャフニャにならないように考えられています。

残念ながらこの部分にはチョコはもうほとんどいきわたっていなかったのですが、最後の一口のサクッと感はコーン型のアイスの中ではかなり高いので、コーン生地が好きな方には自信をもってオススメできます。

偶然みつけたクランチシュガーコーン袋タイプ

さて普通のアイスならここでレビュー終了なのですが、ここからが本題です。

先日同じイオンのアイスコーナーで単品アイス(100円アイス)の売り場をながめていたら・・・。

なんと5本178円(税抜)で売られているクランチシュガーコーンが1本88円(税抜)で売られているではありませんか!

箱のヤツと全く同じ商品名でパッケージデザインも同じです。

大きさこそマルチタイプは1本59ml、袋タイプは100mlと約2倍ほどになっていますが、それでも5本タイプのほうがお得・・・。

なにか、なにか袋単品のほうのメリットはないのかッ!

そう思って袋を観察していたら

 

種 類 別 ア イ ス ク リ ー ム 

 

あ、買うわ(チョッロwww

だってこれ絶対ウマいの確定でしょ!!

開封して比べてみると、さっきのラクトアイス版クランチシュガーコーンよりも一回り大きく、頭一つぶん長くなっています。

持った感じがまずズッシリしていて、てっぺんからチラっと見えるバニラアイスも色が濃く見えるような気がします。

これだけでうまそうな雰囲気がブリバリ出ています!

さっそくガブっと。

うん。クリーミィ~

ハーゲンレベルまではいかないにしても、ラクトアイスの作られたコクとは明らかに違う乳製品特有の後味が広がります。

重たくまったりとした乳製品独特のコクが十分に感じられます。

そして最後まで食べ進むと更なる違いを目の当たりにしました。

最後までチョコたっぷり!!!(ト●ポ的なアレ

使われているのが準チョコレートなのでやや甘めですが、ビックリマンチョコのウエハースを彷彿とさせる駄菓子のようなおいしさを感じられました。

【結論】スイーツとしてしっかり食べたいなら絶対コッチ!

 

栄養成分表示を比較してみる

クランチシュガーコーン(箱) クランチシュガーコーン(袋)
内容量 59ml(1本)あたり 100ml(1本)あたり
種類別 ラクトアイス

無脂乳固形分6.5%

植物性脂肪分7.5%

アイスクリーム

無脂乳固形分9.0%

乳脂肪分8.0%

原材料名 シュガーコーン、準チョコレート、砂糖、植物油脂、乳製品、水あめ、クランチ、砂糖・異性化液糖、デキストリン、食塩、香料、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、カロテノイド色素、(原材料の一部に小麦、落花生、卵を含む) 準チョコレート、乳製品、シュガーコーン、砂糖、クランチ、デキストリン、食塩、香料、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、アナトー色素、(原材料の一部に小麦、落花生、卵を含む)
カロリー 168kcal 257kcal(152kcal)
タンパク質 2.1g 3.5g(2.1g)
脂質 8.3g 13.6g(8.1g)
炭水化物 21.3g 30.1g(17.8g)
ナトリウム 42mg 67mg(40mg)
JAN 4976633011255 4976633013594

原材料の赤太字部分はその製品にしか使われていないものを示しています。袋タイプのほうは比較しやすいように青文字で箱タイプの容量と同じ59ml相当の場合を示しています。

比べてみると原材料に『植物油脂・水あめ・異性化液糖』を含んでいるラクトアイスのほうがカロリー・炭水化物ともに高くなっています。

ダイエット中のおやつにはアイスがよいと言われますが、中でも植物油脂を含まない「種類別 アイスクリーム」をチョイスするとより効果的です。

ウェブサイトに掲載されていない謎

さて、ここまで熱くクランチシュガーコーンについて語ってきましたが、実はセンタンのウェブサイトには5本入りの箱タイプのクランチシュガーコーンしか掲載されていません。

http://www.hayashikazuji.co.jp/sentan/ctg/ctg4.htmlより

理由は謎です。

それどころか、ネット上をくまなく探しても5本入り箱タイプのクランチシュガーコーンの記事や画像はたくさん出てくるのですが、袋タイプのクランチシュガーコーンの情報は一切出てこないのです。

さらに!

あのアイスクリーム専門の超人気ブログ「コンビニアイスマニア(外部サイト)」にすら掲載されていないんですよ!!!これは異常事態です!!

だって専門サイトにすら掲載されてないんですよ!?マニアのサイトにも掲載されてないっておかしないですか!?

なんだか大いなる圧力を感じざるを得ないですが……。

というわけでパッケージ画像含めてたぶんこの記事が「一番最初に『種類別アイスクリーム』のクランチシュガーコーンを紹介したサイト」・・・なはずです!

世の中の何人がクランチシュガーコーンについて調べてるかはわかりませんが、クランチシュガーコーンを買うなら箱タイプよりも袋タイプのアイスクリーム版を食べたほうがきっと満足できます!覚えといてください!

 

2018/06/26追記

センタンのウェブサイトがリニューアルしてしばらく経ちますが、未だに公式ページに記載がありません。

もしかしたらイオン系列だけの専売商品なんでしょうか?

この記事を書いた人

samacon
samacon
こんにちは、samaconです。
主に【旅行・鉄道・料理・デジモノレビュー】中心に記事かいてます。
【生年月日】昭和の終わり
【在住地】田舎(千葉)
【これまで】大学卒業後サラリーマンとして電気屋へ就職。そこそこ楽しかったが休みがなさ過ぎて精神的に脂肪していたところで退職してフリー化。
【趣味嗜好】
・鉄道⇒最終的には全線完乗が目標。
・ギター⇒結婚式の余興レベルならなんとか。
・草野球⇒人足りなかったら喜んで行きます。
・デジモノ収集⇒最近はメルカリで断捨離しまくってます。持ってても仕方ないのでね……。

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