せっかくの休日ですから、楽しみませんか?

大井川鐡道に乗って険しい渓谷を楽しもう!

大井川鐡道ってなあに?

静岡県島田市にある金谷(かなや)駅と静岡県静岡市葵区にある井川(いかわ)駅をむすぶローカル線です。

途中の千頭(せんず)駅で系統が分かれています。

金谷駅~千頭駅の区間は古くなった大手私鉄の電車が未だに走ることから、古き良き昭和の列車を楽しめます。

また、この区間ではほぼ毎日SLが運行されています。

千頭駅~井川駅の区間は険しい渓谷を通るため観光列車の趣が強いです。

途中では日本で最も急な勾配を登るための特殊な機構をみることができます。

地元では大鐡(だいてつ)ともよばれており、住民の足としての役割も担っています。

行き方

金谷駅までの簡単な行き方です。

関東から

東海道新幹線で静岡駅まで行き、東海道線で30分程度です。

関西から

東海道新幹線で掛川駅まで行き、東海道線で15分程度です。

東名高速「相良牧之原IC」から車で20分程度です。

実際に行ってみたレポ

この日は前日に小田原で1泊し、早朝の電車で浜松方面に向かいました。

小田原から普通電車を乗り継いで揺られること約3時間。

ようやく金谷駅に到着。

この日は天気もよく、絶好のお出かけ日和でした。

土曜だったのですが、熱海始発の浜松行きが、なんと8両編成!

(普段は3両とか4両なんだけどなぁ)

しかもセミクロスタイプの313系3000番台が2両最後尾に連結されていてさらに驚き!!

いつもならロングシートで退屈な東海道がかなり快適でした!

もっとクロスシートタイプの車両を熱海~浜松間で導入してください!オナシャス!

金谷駅の周辺は悲しいことに何もありません。

待ち合い所に自動販売機(飲料・おつまみ)はありますがコンビニの類はありませんので、必要なものは事前に用意しておくといいです。

JR東海の駅舎のすぐ脇に大井川鐡道の駅舎があります。

休日ということもあり大勢の家族連れや乗客でにぎわっていました。

切符を買うために並んでいると、どうやらSLの指定券を購入している方が多いようです。

やはりSLは人気がありますね~。

先ほど金谷駅周辺には何もないと言いましたが、大井川鐡道の金谷駅構内ではお弁当類を販売しています。

腹ごしらえを済ませていない方は電車に揺られながらお弁当を味わってみてはいかがでしょう?

ちなみに4,400円で金谷~千頭、千頭~井川が2日間乗り降り自由のフリーパスを買うことができます。

普通に往復するだけでもこのフリーパスを使ったほうが安いのでぜひ利用しましょう。

さて、まずは千頭駅へ向かうために電車に乗り込みましょう。

この日の下り列車は近鉄16000系でした。

最低限の改造以外はほとんど当時の面影を残しています。

最新列車にはない昭和レトロな風貌と柔らかく沈み込む座席の座り心地を堪能しました!

ちなみに「金谷~新金谷間」ではいまだにスタフ閉塞が採用されているのでタブレット(まるい輪っかのやつ)を交換する貴重な光景も見ることができます。

車窓そのものは田園地帯を走るので特別面白いということもないのですが、のどかな風景に心が癒されることでしょう。

千頭駅到着

千頭駅構内にお土産やさんがあります。

機関車トーマスのグッズをはじめ、大井川鐡道のグッズも揃っているので記念に購入してもいいかもしれません。

ホームの脇にはトーマス達が出番に備えて待機していました。

さすがにトーマスではしゃぐような歳ではないので、今回はさらに奥を目指して井川行きに乗り込みます。

スロフ300形客車はやや狭く、まるでバスの車内のような空間に感じられます。

窓はかなり下まで下げられるようになっており、風が通ると心地よいです。

ここから先は架線のない非電化区間。

ディーゼル車に引っ張ってもらいながらゆっくりと加速する光景を楽しむことができます。

渓谷を走るので車内に虫が多く入ってきます。虫が苦手な方は窓を閉めるなど自衛したほうが賢明かと思います。

あと、窓枠に注意書きがあったのでお知らせしておきますね。

「コ↑コ↓に薄いものを置かないでください。スマートフォン・乗車券など窓枠の隙間に落とすとほぼ取れなくなります

つまり落としたヤツがいるんだろうなぁ……。肝に銘じておきましょ。

そんなこんなで走り始めて数分で山深い景色に姿を変える車窓。

お茶の名産地である静岡だけに、茶畑のきれいな緑が一面に広がります。

大井川を渡る橋も間近で見ること出来て迫力満点!

見どころは車掌さんがマイクで案内してくれて、運転士さんもスピードを落としてくれるのでじっくり楽しむことができます。

都会の人からしたら「ここが……駅?」と思わず首をかしげてしまうようなホーム。

なんだかすごいですね。

列車も崖の上を快走していきます。

こんなところに線路を敷いた先人達の根気と勇気に感謝!

アプト式で急勾配を攻略

列車はアプトいちしろ駅に到着。

ここから次の長島ダム駅まではものすごい急勾配(90‰=1000mで高低差が90mもある!)なので、アプトいちしろ駅で特殊な補助電気機関車を連結する作業が行われます。

この急勾配を昇り降りする方式を「アプト式」と言うのだそうです。

電気機関車が接近してきました。写真のはED902。警笛はドイツ製だそうです。

ここには写っていませんが、まわりは列車から降りた人がみんな写真を撮ろうと集まってきています。

線路もアプト式の歯車をのせるためのギザギザが敷設されています。

日本全国でもここでしか見られない貴重な線路です。

列車がゆっくりと急坂を攻略している途中で長島ダムが見えてきました。

真ん中に橋が架かっていますが、放水している水のしぶきがかかってしまうくらい近いところにあるので「しぶき橋」と呼ばれているそうです。

歩いて渡ることができると案内がありました。

長島ダム駅に到着すると無事仕事を果たした補助電気機関車を切り離してお別れです。

上り坂の場合は列車の後ろから押し上げるような形で登っていきます。

また帰りの列車でお世話になります!

長島ダムをすぎるとしばらくして奥大井湖上駅に到着します。

湖の上にホームがかかっている景観がすばらしい駅です。

結構多くの人が乗り降りしていました。

ここから先はまさに「秘境駅」と呼ぶにふさわしい佇まいを見ることができます。

写真は尾盛駅です。

周囲に民家などはなく熊の出没情報もあるとのことで、まさに「ひとけが無い」駅です。

尾盛駅を過ぎると日本一高い橋梁である関の沢橋梁に差し掛かります。

列車も減速してくれますが、高所恐怖症の方は見るのも嫌な高さですね。

谷底までは70mほどあります。

こんなところでもし落ちたら……、考えないことにしましょう。

だいたいこのあたりからスマホの電波が入らなくなり、外界との連絡手段が途絶えます。

キレイな画像を撮ってもすぐSNSにアップすることもできません。

じゃけん、心にしっかり焼き付けておきましょうね~。

いよいよ終点の井川駅に近づいてきました。

景色も人口の建造物が鉄塔以外に見当たらなくなってきました。

未開の地とはまさにこのこと。

ここは本当に静岡市内なのか……?

井川駅到着

なんて思っていると井川駅に到着!

千頭駅から約2時間の旅でした。

待合室では鉄道むすめの「井川ちしろ」ちゃんがお出迎えしてくれます。

なんでそんなレイ●ーラ●ンHGみたいなポーズなんですかねぇ?

それはさておき車窓を楽しむのが目的なのか、多くの人が乗ってきた列車で折り返してそのまま帰っていきました。

それを見送ると次の列車まで2時間30分。

さて、なにをしようか……。

せっかくなので徒歩で行けそうな井川湖(井川五郎ダム)に行ってみました。

うわ・・・すっげ景色。

青空とエメラルドの湖面がハイコントラストで輝いています。

(カメラのレンズ汚れていてスミマセン)

そして展望スペースにはベンチがあり、やたらたくさんタバコのすいがら入れが設置されていました。

休日なのに観光客の姿はほとんどなく、1~2台バイクの兄ちゃんが休憩がてら一服していく姿がみられたくらいです。

ツーリングのコースなんでしょうかね?

展望スペースのそばに井川水神社がありましたので、ここまで安全に来られたことに感謝のお参りをしました。

しかしクモの巣だらけでロクに参拝客がいないことは容易に想像できました。

こんなんじゃバチがあたるゾ~。

ちなみにすぐ近くにある井川ダムの資料館でダムカードが貰えます。

無料なので興味のある方は事務所まで行ってみてください。

2時間ほど井川駅にて時間を潰した後に千頭駅まで引き返し、帰りは南海21000系で金谷まで無事もどることができました。

いや~1日がかりでしたが、都会ではなかなか見られない貴重な風景をたくさん見ることができて面白かったです。

初夏は新緑、秋は紅葉が楽しめるということなので、アナタも風を感じにレトロ車両に揺られて癒しを求めに行ってみませんか?

以上レポでした。

関連リンク

大井川鐡道【公式】 – http://oigawa-railway.co.jp/

井川ちしろ【鉄道むすめ】 – http://tetsudou-musume.net/contents/chara/chara.php?cid=PL06

 

この記事を書いた人

samacon
samacon
こんにちは、samaconです。
主に【旅行・鉄道・料理・デジモノレビュー】中心に記事かいてます。
【生年月日】昭和の終わり
【在住地】田舎(千葉)
【これまで】大学卒業後サラリーマンとして電気屋へ就職。そこそこ楽しかったが休みがなさ過ぎて精神的に脂肪していたところで退職してフリー化。
【趣味嗜好】
・鉄道⇒最終的には全線完乗が目標。
・ギター⇒結婚式の余興レベルならなんとか。
・草野球⇒人足りなかったら喜んで行きます。
・デジモノ収集⇒最近は断捨離でバンバン売ったり捨てたりしてるけど

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