” アルファ米 “は非常食よりもアウトドアに推したい!
- ショッピング
- 投稿者:samacon | 2015年9月5日
防災グッズやアウトドア用品のコーナーに行くと、食料品のコーナーに必ず置いてあるものがある。
それは” アルファ米 “を使った米飯食品だ。
上の画像のようなパッケージに見覚えはないだろうか。
防災セットの類を買うとたいがいこのようなアルファ米を使った製品が非常食として含まれているだろう。
パッケージを見ると水をいれて待つだけで食べられると記載してある。
そもそもなぜ水をいれるだけで食べられるようになるのだろうか。
そもそもアルファ米とは一体何なのか。
精米しただけの普通の生米はそのまま食べると味も食感も悪く、消化にも良くない。
これは生米のデンプン組織が非常に固く結合されているからである。(水に漬けても十分に浸透しないくらい強固)
これをベータ化という。
この状態に水と熱を加えると(いわゆる炊飯すると)デンプンの結合が容易に分解される状態へと変質する。
この変質のおかげで食味が改善され、消化も良くなり普段おいしく食べている炊飯米へと変わる。
これがアルファ化である。(糊のようになるため糊化ともいわれる)
このアルファ化した状態を特殊な技術で水分を抜いて保存食にしたものが「 アルファ米 」として売られている訳だ。
(決して「 アルファ米 」という品種の米があるわけではないので勘違いしないように)
食べたことのある人も多いかもしれないが、いちおう食べ方の手順だけ紹介しよう。
1.封を切ると脱酸素剤とスプーンが入っているので取り除く。
2.底のマチを拡げ、お湯を入れても安定して立つようにする
3.お湯を沸かす(水でもいいが時間がかかる上に冷たいのでおすすめはしない)
4.お湯を決められた線のところまで入れて軽くかき混ぜる
(かき混ぜないと仕上がりにムラができる)
5.約20分ほど放置する
6.できあがり。
(かやくご飯の場合は調味料が沈んでいるのでよく混ぜたほうがおいしい)
【食べてみた感想】
炊飯したての特有の粘り気はほぼないものの、食味自体は悪く無い。
下手したら冷ご飯よりもパサつきは抑えられているのではないだろうか。
お湯で戻しただけとは思えない仕上がりで、しっかりとした満足感を得ることが出来た。
【まとめ】
久しぶりにアルファ米を食したが、正直こんなに美味しいと感じるとは思わなかった。
水分が含まれていないという点と、持ち運びやすい軽さという点で保存に適した非常食であることを再実感した。
そして可能性を感じたのがアウトドアでの食料に最適なのではないかという点である。
私自身が偉そうに語れるほどアウトドアをしないので詳しく書くことが出来ないのだが、
①水(お湯)を入れるだけで食べられる
②食べ終えた後のごみ処理がラク(缶のようにかさばらない)
③軽いので携行性に優れる
④入手性も高い(昨今の災害対策ブームで販路が広がった&価格も安い)
というメリットからいわゆる「BBQ」や「家族キャンプ」ではない、登山、修行、野営のような本格的なアウトドアレジャーでこそ輝く製品であると確信した。
今度外で泊まるような機会があればぜひアルファ米を持って行きたい。
【参考外部リンク】
この記事を書いた人
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こんにちは、samaconです。
主に【旅行・鉄道・料理・デジモノレビュー】中心に記事かいてます。
【生年月日】昭和の終わり
【在住地】田舎(千葉)
【これまで】大学卒業後サラリーマンとして電気屋へ就職。そこそこ楽しかったが休みがなさ過ぎて精神的に脂肪していたところで退職してフリー化。
【趣味嗜好】
・鉄道⇒最終的には全線完乗が目標。
・ギター⇒結婚式の余興レベルならなんとか。
・草野球⇒人足りなかったら喜んで行きます。
・デジモノ収集⇒最近はメルカリで断捨離しまくってます。持ってても仕方ないのでね……。
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