【祝復活】JR名松線に乗る。
お荷物路線「名松線」
JR東海の抱える赤字路線の最たるものに名松(めいしょう)線という路線があります。
路線を運営して得られる収益よりも維持管理費のほうが高いというやつです。
一度は不採算路線として廃止の方向で検討されていましたが、代替の交通手段の見通しが立たないということで現在まで存続しています。
どこにあんの?
おそらく地元の方以外で鉄道に詳しくない方は「いったいどこにあるのか?」というほどのマイナーぶりでしょう。
まずは位置関係からご紹介します。
三重県松阪市の松阪(まつさか)駅から三重県津市の伊勢奥津(いせおきつ)駅を結んでいます。
(とはいっても2時間に1本程度のダイヤなので朝の通勤通学時間以外はほとんど乗客はいません。)
ところで、路線名はそこを走る地域の名前がつけられたりします。
「名松線」とは三重県内の名張(なばり)地方と松阪地方を結ぶ路線として計画されました。
しかしいろいろあって名松線は名張までつながることはありませんでした。
(いちおう現在では松阪⇔名張間は近鉄一本で行くことができます)
そんな不遇ともいえる名松線ですが、それにおいうちをかける出来事がありました。
2009年に台風の影響で家城(いえき)駅~伊勢奥津駅までの区間が土砂崩れで通行不能に。
そしてしばらくの間は全線復旧の見通しは立たず、不通区間は代行バスが走ることになりました。
あれから約7年の歳月を経てついに2016年3月26日、名松線全線復旧が実現!
しかし今回撮影に行ったのは日程の都合でその5日前・・・。
全線復旧直前の様子ということでご容赦願えればと思います。
ディーゼル1両の貫禄
松阪駅にて。
キハ11系300番台の1両編成です。
乗り込むと地元の方と思しき女性が一人のっているだけでした。
待ち時間はディーゼルエンジンの音を聞きながら過ごしました。
家城駅までは民家と農地が広がる
日本の古き良き農村風景をそのまま広げたような景色が広がっています。
やっぱり田舎って、いいですねぇ。
家城駅到着
全線開通前なので家城駅が終着駅です。
駅前は民家と、近くに川(雲出川)が流れているだけで、特に何かあるわけではありません。
県道15号線を南下
とりあえず川の景色だけでも撮影しようと適当に南下。
田舎のほうに行くとよくある古民家の残骸。
地方あるあるですね。
健康セラピーらしいです。
たしかにこれだけ木が植わっていれば空気はとても良いはずです。
でも春は花粉が凄そうだな・・・。
歩いて20分くらいで川沿いまで出ました。
この川を挟んで向こう側に名松線が通っています。
(家城駅~伊勢奥津駅までは川沿いだから土砂崩れの影響を受けたのでしょう)
意外なことにきちんと整備されているようで、夏のレジャースポット的な感じになっています。
自然と触れ合うには最高の環境かもしれません。
(このあたりは山奥にクマ、マムシ、ニホンザルがいますので、探検したい方はそれなりの覚悟をもって訪れてくださいね!)
以上。
感想
こんなことを言うと元も子もないのですが、車で来たほうがいいです。
近くに温泉施設などもあるにはありますが、駅からは遠いのでやはり訪れるなら車で来るべきです。
不採算路線となるにはやはり理由があるんですね!
この記事を書いた人
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こんにちは、samaconです。
主に【旅行・鉄道・料理・デジモノレビュー】中心に記事かいてます。
【生年月日】昭和の終わり
【在住地】田舎(千葉)
【これまで】大学卒業後サラリーマンとして電気屋へ就職。そこそこ楽しかったが休みがなさ過ぎて精神的に脂肪していたところで退職してフリー化。
【趣味嗜好】
・鉄道⇒最終的には全線完乗が目標。
・ギター⇒結婚式の余興レベルならなんとか。
・草野球⇒人足りなかったら喜んで行きます。
・デジモノ収集⇒最近はメルカリで断捨離しまくってます。持ってても仕方ないのでね……。
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