週刊少年ジャンプで連載中の『 ワールドトリガー 』という漫画をご存じだろうか？

2013年12月6日から週刊少年ジャンプで連載開始、2015年12月の現在まで連載継続中の今作品。2014年10月にはアニメ化作品が放送開始、長期連載の人気作品が減っていくジャンプの次世代を担う力として注目され続けている。

作品の世界観とあらすじ

異世界からの侵略者「ネイバー（近界民）」と界境防衛機関「BORDER」が激しい衝突を繰り返す御門市。BORDER所属の「三雲修」は自らをネイバーと名乗る少年「空閑遊真」と出会う。
二人は「雨取千佳」を仲間に加えBORDER玉狛支部でチームを結成。
ネイバー（近界民）に攫われた千佳の友人や実の兄を取り戻すため、ネイバーフッド（近界）への遠征部隊選抜に選ばれるにはＡ級部隊に昇格する必要がある為、３人のチーム「玉狛第二」はＢ級ランク戦へ挑む。

※色付は全て主人公デス

“ ワールドトリガー ”が面白い理由は・・・・？

 

アニメ化までした人気の今作だがぶっちゃけどんな所が魅力なの？簡単に紹介していく。
（筆者の好む部分に偏ってる可能性アリ）

 

１．バトル漫画の鉄板ルールをことごとく否定！！

例えば敵勢力に登場する超強キャラ「ランバネイン」戦を参考にしたい

↑近界民敵勢力の「ランバネイン」が放つチート砲

ＢＯＲＤＥＲが所持する射撃※トリガー最高威力の重狙撃銃「アイビス」並みの威力を持つ※トリオン砲撃をラグなしで誘導付き＆連射しつつ高速で空中を飛び回るチートの方なのですが
そんなボール隊ＶＳガンダムが如き超絶不利な戦いの勝敗を決めた要因は・・・

※トリガーとはトリオンを利用した戦闘体に唯一有効な兵器。トリオンで運用される
※トリオンとはトリガーの原動力となるエネルギーの事

チーム（部隊）の連携

ありふれたバトル漫画の展開で超強力な敵の登場に対してやることといえば主人公や、仲間キャラが中身すかすかのそれっぽい訓練orいきなりご都合的な覚醒をしてパワーアップして倒してしまいがちだが今作ではほとんどそんなシーンは無い。

この漫画、そもそも主人公の一人「修」がとんでもなく弱い。入隊希望当事は能力不足で選抜試験を落ちたし運よく入隊したが最新１３巻の時点ですら目に見えるパワーアップ等していない。
作中のキャラが言ったこんな名台詞がある。

言っちゃったｗまぁ・・一週間そこらの特訓でいきなりパワーアップしちゃうバトル漫画のようなことは現実にはありえん。（漫画だからいいじゃん！細けーなって人はこの漫画向いてない）
まぁ主人公の１人「修」が１週間やそこらの付け焼刃特訓をして勝負した結果がこれだからタマラナイ。今作は「修」が弱いのにそれを工夫で乗り越えるから楽しいのだ。あと修が瞬コロされるシーンとか
（それに木虎ちゃんの修に対するドＳ台詞は単純にイイよね！ボク木虎派ｗ）

「 ワールドトリガー 」の作中にはバトル漫画への核心を突く台詞がポンポン飛び出す。ここが筆者的にグっと来るポイント。

 

２．近年流行りの『俺tueee』や『無双』は通用しない

主人公のひとり「遊真」。「修」とは違い戦闘能力の優れたキャラクターでありながら戦闘における思考がリアルだ。『有利な部分で勝負し、不利な部分では戦わない』という勝負の心得。火の丸相撲と正反対の勝負論を持つ徹底的リアリストな遊真。

さらに集団戦闘の模写に優れた作品で有るが故に、自然と漫画にありがちな

ソロ（個人）の強さ＝勝敗に繋がらない。

実際、前述の「ランバネイン」戦ではBORDER隊員１０人ＶＳランバネイン１人であった。
『プロボクサーは連携の取れた一般人５人に勝てない』のような悪く言えば夢のない徹底的に無双が通用しない世界観。これがダメな人は今作は絶対に合わない。

と、言いつつも王道少年漫画的な主人公と強敵によるタイマンでの勝負、そして勝利というシンプルな展開もしっかり描く。バランスがイイ！

３．イケメンが多すぎて辛い・・でも美少女も多いんだよ！？

かなりのイケメン男子率である。オジサンもハァハァして困るわ（ＢＬ的な意味では・・な、ナイぞ！）

↑個人的押しイケメンNo.1「二宮隊長」。スーツ隊服でポケットインして独特の三角錐アステロイドとか狙いすぎだろｗ

盾型トリガー「レイガスト」と「弧月」の片手剣スタイルがイイ！「村上鋼」

そしてショタ要員「緑川」

格好よすぎる頼れるオジサン「忍田本部長」まで。どこで腐ってもええんやで？

やはりイケメンに限る！ｷﾘｯ（ﾎﾓｵ

え？「腐女子向けかよ」って？

安心してください、美少女もいっぱいイマス。

まず各部隊には必ず戦闘補佐をするオペレーターがいる。その要員がほぼ「女子」
さらに女子だけで結成した「ガールズチーム」まで存在する。戦う女子好きにはタマラナイね

那須隊長率いる「那須隊」

加古さん率いる「加古隊」（黒江ちゃんの異常な萌えキャラ感

等々、主人公の一人「千佳」のような幼い容姿（ロ●）のキャラから普通～お姉さん的キャラから残念系女子まで美少女が沢山！バリエーション豊富！登場人物が多い作中に必ずアナタにストライクな『萌え』が居るってばよ！俺のサイドエフェクトがそう言ってるｗ（ボクは木虎ちゃんｗ

キャラは男ばっかりや女ばっかり？ソレ系が苦手な筆者にはこのバランスが最高に良い！

４．モブキャラ？ナニソレ？

「 ワールドトリガー 」はとにかく登場キャラの多い漫画だ。BORDERのＣ級隊員からＡ級隊員まで細かく描かれているし、ある巻で登場したモブにしか見えないキャラでさえもその後のストーリーでメインを貼るくらい掘り下げてくれる。
全ての登場人物はこの物語の中で生きている、という模写が逸脱。

前述の「ランバネイン」戦ではビビリながら囮の名演技？いや、素でビビッて逃げてましたという超雑魚キャラモブ的な隊員だった「来馬隊長」

その後のストーリーでは一皮向けた彼がモブキャラではないという存在感を見せてくれる。以前の戦いでは１コマで瞬殺されたようなキャラクター達も全て名前がありしっかりと描かれているのだ。

ってくらい細かく大勢のキャラクターを登場させるので

「登場人物が多い漫画は覚えられない！」

って人には本当に向かない！！

 

簡単にまとめたけど、こんなとこが筆者の上げる“ ワールドトリガー ”の面白い点かな！

参考になれば幸いである。気になったら是非単行本を購読するべし！！

[まとめ買い] ワールドトリガー

小南先輩のフィギュア（世界制服作戦 ）

↑実はvitaでゲーム化までしとるんよ